民国95年(平成18年) 台湾旅行記 7月4日 |
つーわけで、早くも3日目である。本日は「ブラリ途中下車・台鉄ローカル線の旅」をお送りする。目的地はうらびれたローカル線「平渓線(ビンシィーシェン)」の「十分站」である。「十分」だけに十分楽しめます・・・あぁ、言っているそばから死にたくなってきましたね。 とりあえず脱力モードでどーぞ。 ★ 記述日 2006年8月某日 |
更にブラブラすると・・・希望札・・・台湾版七夕ですね・・・あぁ、7/7が近いではないですか・・・
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で、朝飯。なんか各種野菜とドレッシングを米粉生地でくるんだようなやつ。いわゆる素食ってやつでしょうか?お値段20NT。
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さて昼前に出発です。 ←去年から全然変わっていない新幹線関連の設備・・・ 本気で開通するのか?(2回目) 日本に帰ってから調べたのだが、台北車站工区が一番工事が遅れているみたいです。 納得・・・ |
どうやら2006/2/9には竣工している・・・ハズだったみたいですね。 おぃ、清水建設もっとガンバれよ! |
さぁ、プラットフォームに降りるですよ。 台鉄の台北車站はプラットフォームは全部地下なので暗いのだ。 |
うむぅ、台湾にも女性専用車両があったのだね。 去年は気が付かなかったのだが、最近なんだろうか? つーか、看板デザインが日本と同じなんですけど・・・ * 後で判明したのだが、女性専用車両はここ1年くらいで導入が始まったようです。なんかスゲェ不評で廃止に追い込まれる可能性も高いそうです・・・なんつーかな、痴漢されたら黙ってないような感じの女性が多いんですけどね・・・ |
とりあえず各駅停車で出発してみる。 台北郊外の小都市ってのは、基本的に高層アパート群が駅前に林立し、何ともいえない雰囲気を醸し出していることが多んだけど、個人的にはココ「汐止」(汐留じゃないよ)が一番好きな感じ。 |
なんかね、台湾だと建坪率とか容積率とか関係ないので、とにかく隣接しまくりで、異常に迫力があります。 軍艦島とか多分こんな感じだったんだろうね。 夕焼けの風景とか撮影しに来ようかと思ったんだけど、気が付いたら時間切れでした。次回繰り越しである。 |
で、これは瑞芳で、平渓線に乗り換えた後の車内。 平渓線は盲腸路線なので、基本的に観光客しかいない。最近はプチ観光地として地元の人がたくさん訪れるため車内は結構混雑である。夏休みなので子供がおおいなぁ、しかも2両編成だし。 平渓線は「渓」の文字の通り、基隆河が作り出す渓谷沿いを走るので、河と山と緑豊かな田舎景色が窓から見えます。 |
第一目的地の「十分站」に到着。 普段は無人駅でもおかしくない程小さな街(というか集落)の駅ですな。 |
まずは腹が減ったのでメシ。 街が狭いので選択肢がないから目に付いた店に適当に突撃。 普通のリーマンとかガテン系の方がフツーにメシを食いに来る食堂です。 |
メシも終わったので十分の街でも紹介しとこか。 十分の街は平渓線の線路が集落の中を突っ切っています。 つーか線路入ってアブなくね?・・・と思われるかもしれませんが、 ↓ |
街のど真ん中が線路なので、基本的に線路は立ち入り自由なのです。 「十分老街」という名称の通りの古びた街並みが続きまして、まぁ何とものんびりな感じです。ちなみに一番奥が十分站ね。 雑貨屋でラムネ(20NT)買って、ぼけーっと飲んでましたわ。 おばちゃんが「にじゅうえんね」って言っていたのが印象的。 |
コレは帰りの写真だけど載せておく。 どこからでも出入り自由な駅なのです。 娘と奥様の集団ですが、おとーちゃんはお仕事ですわってかんじ? |
街の裏手は基隆河がございまして、こんな吊り橋がシンボルで存在します。
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さて、十分のメインイベント「台湾炭坑博物館」へレッツゴーです。 ここは「台湾唯一の炭坑博物館」ということで、炭坑跡地をそのまま博物館に仕立てたリアルさがウリの観光名所・・・ にしては、客がおらん とりあえず歩いてゲート(という名の小屋)まで行きましたが、車も歩行者もだーれもおらんでした。 でも気にせず突撃してみる。お値段250元(トロッコ列車代含む) |
台湾ではあまり立ち入り禁止区域という概念がないので、少々ヤバゲでもどこまでも進入できちゃう。身の危険を感じたら自分で判断して入らないようにしてねってコトなんだよ、きっと。 この施設も保存処理とか全然していないので、コンクリートの朽ち果て度合いとかいい感じですよ。日本であれば「廃墟」扱いなんでしょうね。 |
何か落ちてきそうですけど、かまわず進入です。 運搬列車に石炭をたたき込む施設と思われる。 |
で、爺様の言うとおり山登りをしてみるのだが、結構遠いぞ・・・ 「加油」(「ファイト!がんばれ」の意)とか書いてる場合じゃないって・・・ ちなみに写真は「石炭運搬ベルトコンベアーの展示」なんだけど、分かるかな? 既に地面と同化しつつあるんだが、確かにコンベア上に石炭が乗っかった状態が見えるでしょ? 何度も言うけど「廃坑になった炭坑をそのままに・・・」は嘘じゃない。 |
10分くらい内蔵をシェイクされ森を抜けると坑道トンネル入り口着である。 トンネル内部には入れないんだけど、入り口から奥深くをのぞくことが可能。 当時の建物をそのまんま公開しているので、炭坑風呂とか事務所とか列車整備棟とかが見学できます。 |
帰りもやっぱりトロッコ列車で中間集積地まで帰ってくるのだが、帰りは客人がおったわ。台湾の観光オジさん3人組で、別のガイドが付いていた。 そのガイドさんなんだけど、「謎の中国人」というという言葉がぴったりの人で、黒の丸レンズサングラスをして、妙に流暢な日本語を話していたのが印象的。 ← 下山時の風景。ベルトコンベアの橋脚です。はぃ、これも展示物です。 |
で、帰りの電車。 十分から更に奥へ。終点「菁桐」まで行く。 途中の「望古站」の駅看板。既に読めません。 |
ここが終点菁桐站。 アバンギャルド、かつシュール風景。 あの熊はなんなんでしょうね? |
炭坑系設備は当時のままです。
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バス停下にはバイクも捨ててあるです。
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15分くらい待ってバス到着。 本数は少ないんだけど、電車の時間に合わせて運行しているみたいであまり待たされなかったね。日本だったら、次のバスは3時間後です・・・みたいな田舎なんだけど、さすがバス大国台湾である。 木柵までは40元(140円) 1時間くらいかかるんだけど、このお値段はすばらしいっすね。ホント。 |
さー、帰るぞ台北站へ。 と、一気に近代的な風景に逆戻りである。 MRT木柵線は完全無人運行なので、ホームは完全開閉ドア付きです。(仕組みは「ゆりかもめ」とほぼ同じらしい) |
で、ホテル前。既に夕方の超ラッシュ時間でした。 渋滞っぽく見えるけど、信号1回で全員通過出来るので、混んでいるけど流れている状態ですな。 |
夜はバスに乗って夜景巡りね。あー、今日は疲れたわ。
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