★ 只ヒタスラにススム
さて出発です。しばらく走り、湾岸線「住吉浜」で乗り継ぎ券を受け取り一般道を「3号神戸線・摩耶」へ向かう。ちなみに「住吉浜」で降りないでそのまま海方面へ向かうと、次が終点「六甲アイランド」である。阪神大震災からずいぶん年月が経っているので、高速から見る風景は完璧に震災前に戻っている感覚で、とてもあそこまでムチャクチャに壊れた街である感覚は受けない。(一歩裏に回るとマダマダという話もあるが・・・)人の力は偉大である。 さて、一般道を看板に従い高速入り口を目指すが、無茶苦茶渋滞していてあんまりいい気分ではなかった、従って記憶もあいまいだ。側道をひたすらすり抜けていくと、いつの間にやら高速入口。後ろからの車にセッツかれるように本線合流、交通量が多く、しかも2車線でカーブが多い、首都高の横羽線見たいな感じ。勝手知ったる道で在れば楽しいのであろうが、ひたすら流れに身を任せハイペースで神戸の街を突っ切っていく。しばらく走り右急カーブをクリアすると(若宮の出口付近だろうな)終点「月見山」ここからは「神明道路」になるらしい。有料国道らしいが、一般道を走る元気もあんまり無かったので、半分投げやりな気分で突き進んでいく。渋滞が激しくなっていたが、どうやらこの先の神明道路の料金所渋滞らしい。料金所をパスすると流れもかなりスムーズになるがハイペース。このバイクでのハイペースは結構辛いので気合を入れていかないと気持ちを飲み込まれそうだったので、目を三角にしながら突き進む。
なので、あんまり景色などは覚えていないが、途中で「東経135度、日本標準子午線」を通過したのだけは覚えている。だって、でーっかい看板が出ているんだもん^^ さて途中で第二神明道路になるが、料金的には「第一・第二」あわせて300円といったところなのでリーズナブル。さらに進むと第二神明道路は国道2号線に直結するのだが、姫路市までは「○○バイパス」の類が連続し、殆どノンストップで走る事ができる。この部分は無料なので遠慮なく走らせてもらう。まぁ国道1号に直結する横浜新道がずーと続いていると考えればよい。個人的にはゆっくり走ってみたいのだが、周りがそれを許さない。国道と名のついた高速道路をひたすら走りつづけるのであった。
ようやくハイスピード国道を降りるときがきた、姫路西インターである。ここからは普通の国道を走り鳥取へ向かうことになる。とりあえず国道29号線と2号線の交差点を目指し適当に走ってみると数分で到着した。
さて、ここで前回給油(自宅近くで給油はしてきた)からの走行距離が丁度400kmである。リザーブには入っているのだがここらでガス補給をしておかないと、中国山地越えは辛そうである。なんと言っても山の中でガス欠はねー、しかもヒナビタ集落しかないので夕方早々店じまいであったりしたら目も当てられませんぞ。一番最初に目に付いたシェルに飛び込み給油してみると「11L」であった・・・なんてこった、まだ2リットルも余裕がありやがった!脅威の燃費36km/Lである。
12:45 和歌山市内 > 14:30大阪(中島PA) > 16:15姫路
姫路 > 鳥取
姫路までは全く距離感が分からなかったので、少々落ち着かない感じ(ホンマニ今日中に到着すんのかな?)が、ここまでくれば中国山地を越えて鳥取までノンストップであるから楽になった。国道の案内板によると鳥取までざっと120Km、今までのペースを考えれば19時前には到着できるはずである。120kmというと相当な距離なのであるが、朝から既に走行350kmオーバであるから、たいした事ない距離に思えてくる。終着が見えてくると気分も爽快、山の中の対向2車線国道をひたすら進むのであった。
さて、しばらく走っていると気が付くことが・・・お日様がマダマダ落ちない感じなのだ。9月も半ばであるから、日没は早くなっているハズなのであるが、山の中にもかかわらずバッチリ明るかったりする。ん〜 やはり西に移動しているからか?1時間くらいは関東よりも時間感覚がずれるようである。明るいほうが気分も楽なのでイイ感じ。ますます車が少なくなる29号線が延々と続くのであった。なんだカンダで日がどっぷり暮れた7時ジャストにJR鳥取駅に到着である。
16:15姫路 > 19:00鳥取 116km