■ 2002年晩春・北海道の旅(6月10日〜18日)

 このページは北海道旅行記の手抜き版です。毎回なんですが、ツーリングにPCを持ち込む私。日記を実況中継ヨロシク旅先でアップしていました。本当の旅行記は現在書いているんですがいつまでたっても書き終わらないので、暫定(もしかしたら本アップは無くなるかも・・・)措置として上げておきます。何となく旅行の行程が分かるのではないでしょうか?別窓で写真集の方を開けておくと、読み終わった頃に写真集が開ききっていることと思います。

★ 文章は日記「なんでもかんでも書いてみよぉ〜」の原文のママです


■ 6月10日(自宅〜大洗フェリー発)

記述なし

■ 6月11日(苫小牧〜浦河/襟裳岬の手前)

えー 北海道から生中継です。
例によって例のごとく、孤独な一人旅・・・・
襟裳岬の手前の寂れた町にいますのだ
それにしても北海道は寒いのね、明日の最高気温14度って・・・・
当然明け方は1桁気温なんだろうなー、東京は熱帯夜だって?ええのぉー
それにもまして、風が・・・海辺のホテルの窓からは荒れ狂う太平洋の波と
激しい風切音が・・・・切なくなるわ(哀
とりあえず真冬の装備で来たので問題はないのだが、寒いモンは寒い
北海道以外は梅雨入りをしたようだけど、道東は曇りつつも
雨はないようなのが唯一の救いだな、 さー走りまくるぜ!

■ 6月12日(襟裳岬〜釧路)

死んだと思われるのもしゃくなので、本日16日ですが今までの日程を簡単にまとめてみます。詳細は本編にて書く予定(あくまで予定)

■ 襟裳岬〜釧路

無茶苦茶寒いぞ!最高気温9度だと?いったいココはどこやねん!
ちゅーことで襟裳岬経由で釧路へGO
元々えりもは風の強いエリアなのだがいつにもましての強風、途中バイクをぶったおされそうな勢いの風の中を岬へ向かう。
 到着するも観光客はまばら、駐車場のスピーカーからは、森進一「襟裳岬」がマジで流れている・・・ベタだねぇ〜と思いつつ、真冬の赤城おろし並の風を堪え岬へ行くも退散。駐車場で缶コーヒーを買うも岬先端へつく頃にはコールドに・・・(多少の誇張アリ) 襟裳の春はマジでなにも無かった・・・
凍えつつ釧路へ到着、和商市場でイクラ丼を食らう。1400円なり、いくらが多すぎて食傷気味・・・贅沢か? 時間が余ったので釧路湿原へいく、観光開発されていないので展望台までは細いダートコースとなっているが、それが逆に秘境ぽくてナイス・・・だだっ広いねー いいところだ。

■ 6月13日(釧路〜摩周湖〜知床/羅臼))

 やっぱり寒い。曇天の空からは雨が落ちてきそうで落ちてこない。

 釧路から、屈斜路湖&摩周湖ツアーへ。屈斜路湖が望める美幌峠は霧で視界0、さっさと退散。この調子だと摩周湖展望台も・・・くぅ! とうい訳で「裏摩周湖展望台」へ向かった。通常展望台よりも標高が低く、視界が開けるときが多いらしいとの情報からだ。「裏」ってのもイイ響きだね。猛烈に大回りになるのだが行ってみた、裏だけあってやはり観光客は私だけ、霧はあったが非常に幻想的な摩周湖をみられた、ちょっと満足。まさに霧の摩周湖だね

 中標津(なかしべつ)経由で知床半島を羅臼(らうす)へ向かう。途中で国後島が見えた、すんごく近いところにあるんだね。こりゃ「日本のものだ」と言っても不思議じゃない。どう考えても北海道の一部。

 知床の小学生はツーリングのバイクに手を振る習慣があるらしい。振り替えしてあげるともの凄く喜んでくれる。調子に乗ってバシバシふってみた、楽しいねぇ〜

 本日の宿は「ライダーズハウス」知らない人のために書いておくと、ライダーズハウス(RH)ってのは、北海道を長期で旅をする人のために半分ボランティアで格安の宿を提供している宿泊施設のことだ。1泊1000円以下が殆ど、雑魚寝で布団があったり無かったり、無い場合はシュラフの持ち込みが必要、あっても非常に危険な臭いがすることが多い(夏場はダニなども・・・)使い回しでシーツも使用しないので、半袖半ズボンでその布団に寝るのは勇気が必要だが、格安だし宿主が機のいい人が多いので使ってみる価値は高い。

 風呂はある場所と、近くの温泉を使え!ってところがアリ、バラバラ、確認が必要。基本的に寝床を提供しているだけなので汚いとか、不潔だとか文句は言わないこと、まぁそれ以外のお楽しみが有ることが多いので(これがまたイイんだ)理解して利用すると満足度300%位になることが多い。

 今日使用したのが「ライダーズハウス白樺」でバイク乗りのオッサンが本業の傍らで趣味でやっている。謎の料理人のおじさんが長期滞在しており、宿泊客が少ないと300円で夕飯を作ってくれる。羅臼港で釣ってきた魚をその場で刺身にしてくれたりと、(マジでうまい)非常に満足度の高い宿である。

■ 6月14日(知床半島横断〜網走)

 羅臼から知床峠を越えてオホーツク海側から知床岬方面へ向かう。実は知床岬は周遊できる道路が開通していない、非常に自然の険しいところ。
 岬探検をきりあげ網走へむかう。網走番外地で有名な旧網走刑務所を移築した博物館があり、結構ディープなのでおすすめ。放射状に作られた囚人房は圧巻。建物としても非常に美しい。

■ 6月15日(網走〜サロマ湖〜旭川)

 天気予報は曇り・・・北海道に来てから一度も快晴はなし。しょうがないのでサロマ湖経由で旭川へ行こう。 サロマ湖展望台からは絶景・・・ではなくやはりガスに阻まれなにも見えず・・・くやしい! 山間部にはいると雨も降り出した、合羽を着つつどよぉ〜んとした心で旭川へ。
 山を抜けると雨はやんだ、気温もぐんぐん上昇。旭川は雪も降るが夏は気温も上がることで有名。盆地なのね。北海道2位の都市だけあり駅前はかなりの栄えぶり。でも一方裏はね・・・北海道経済はボロボロとのニュースも流れているが、他都市をみても実感できる。募集中の貸テナントが非常に多く、また倒産して放置された物件も多い。産業という産業が無いので、目に付くのは道路工事ばかり。駅前は消費者金融の看板だらけで、まだ日が高いのに人影はまばら・・・そんな哀しい都市だらけである。札幌・旭川クラスはまだイイが、釧路クラス以下は・・・ん〜頑張れ北海道!

 旭川に来たからにはラーメン屋である。「青葉」で塩ラーメンを食らう。たしかにうまいね。

■ 6月16日(旭川〜サロベツ原野〜稚内/宗谷岬)

 北緯45度を超え、稚内へ向かうがやっぱり天気は悪い。どうにもならないね。サロベツ原野を望む展望台からは利尻島の山が見えるはずなのに・・・駄目だね、雲がじゃましている。亜寒帯ということもあり寒いのだが、稚内市内はほんのり晴れて気温も高め。 最北の海は干潟のような、超遠浅の海で、なんだか不思議な静けさと冷たさを感じられる良いところ。 宗谷岬は最北の地ということもあり観光地化されており興ざめ、雲のせいで樺太も見えない・・・いいこと無いなぁ〜とぼやきつつ、「チャリダーの宿」へ向かう。あ、納沙布岬は太陽が出ていてイイ感じだったヨ。

 前回の羅臼のライダーハウス白樺は3名だったが、今日は私一人だけ・・・貸し切りですかな。おじいさんが番をしているのだが、人の良さを絵に描いたような人であった。1300円とちょいと高めの値段設定(でも普通の宿よりは全然高くないだろ? ココは風呂も布団もあるし)なのだが、裏がありまして・・・実はこの宿では夕飯を用意してくれるのですが、コレが・・・関東で食ったら5000円位するコースなのでした(感激 やべーよ、マジでおすすめ。

 というわけで、毛蟹(1匹丸ごとゆで)&たらば蟹(足)&でかいホタテ(10枚くらい/薪ストーブで焼きたて)をいただいたのでした(旨

今日の飯で、北海道の天気の悪さは全部帳消しダ!

■ 6月17日(稚内〜留萌〜苫小牧)

 稚内のオッサンに触れ、なんか満足してしまった。気候は悪く、晴れた日は正直1日もない、というか道東は極寒の地で、自然に親しむという感じではなく、自然と戦ってきたちゅーのが正直な感想だ。でも、これはコレでいいやって自分では思っている。
 なので、今回は下手に晴れてしまう前にこのままかえっちゃおーってコトにした。船は閑散期だから当日の予約でも余裕だろしね。

 9時前にオッサンに別れを告げ稚内を出発、日本海側の通称「オロロンライン」と呼ばれる海沿いの道(なーーーんにもない)をひたすら南へ向かう。とちゅう軽く雨が降るも霧なんだか、水しぶきなんだか分からない程度だったので合羽を着ないですんでしまった。留萌(るもい)まで下ると晴れ間がでてくるが、青空と薄雲と極黒の雨雲が同居するダイナミックなお空。寒くなったり日差しが出たり忙しい・・・
 稚内から苫小牧まで約400km、非力なマシンではきつかったが定刻通り17:30にフェリーターミナル着となりました。 船は18:45出航なり

■ 6月18日(フェリーにて大洗着〜帰宅)

 ちゅーわけで、ただいま19:00、自宅に到着しぼけーっとしています。関東は大雨だったね・・・帰るだけなので濡れてもいいやってかんじで飛ばしてみた。途中でブーツカバーがステップに引っかかり、信号待ちで立ゴケしてクラッチレバーが折れやがった、くそぉぉ〜最後にコレかい!

 それ以外にはトラブルは無かったが、連日の大荷物&長距離走行がたたって、タイヤが坊主気味、ミッションも結構渋くなった、2速にうまくはいんねーんだ。オイルは先日の四国遠征前に替えたんだけどまた交換だな。道内で1500kmも(しかもほとんど全開)走れば調子も悪くなるさ。天気が良くなったら洗車とメンテをしてやろう、レバーも交換だな。

 大洗は14:00前には出て、16:30に帰宅、ちょうど日本×トルコの後半が始まっていた・・・あー負けちゃったねぇ〜

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