下記の文章は天からのお告げを私の指が徒然なるままにタイピングしたモノです(2002/4/19)

★ 神の御言葉 504

■ 発売時期

 GW明け〜6月頭にかけて5機種を連続投入する。メーカーにより製造にばらつきがあり一斉発売できないのがドコモとしても悔しいところであろう。また、販売サイドとしては短期間に別機種が投入されることがユーザーに知られれば「出揃ってから考えようかな・・・」なんて買い控えムードも漂うかもしれない。よって、おそらく売れ筋になるであろうNあたりから先に出さないと504商戦は成り立たないかもしれない。  ちなみに504シリーズのメインキャラクターは「ケータイ家族物語」にも出演中の坂口憲二である。下記にも書いたがスピード感が売りの504系であるので、若い男性のイキイキした感じがマッチしたのではないだろうか。

■ 504系の特徴

 基本性能の特徴としては @iモードの高速化 Aiアプリの容量アップ B iアプリの待ち受けへの常駐可能化 が上げられる。はじめに書いておくが504にはカメラも付かないしGPSも乗らないので誤解の無いように

@ iモードの高速化

 現在のiモードの通信スピードは9600bpsである、これを3倍の28800bps(28.8Kbps)まで引き上げる。ただし下りのみで上りは従来通り9600bpsである。iモードコンテンツは下りメインなので特に問題はないだろう。これにより、ドコモは「サクサク、早いiモード」なーんてキャッチフレーズで504系を売り込むらしい。iモードの高速化を謳ったFOMAでは接続からパケットが流れ始める迄のオーバーヘッドが大きく、384bpsの高速化をナカナカ生かし切れていないが、504の28.8Kbpsは従来のパケット網(PDC-P)を利用したモノなので単純にDL速度が3倍になり、体感的にもそれに近いスピードがでると思ってかまわないと感じる。ただし早い話が下りだけDoPaの28.8Kbpsサービスであり、既存の機器(30×系)でも提供されているサービスなので技術的には新しくも何ともないことは覚えておこう。

 それにしても「なぜ3倍?」という疑問が浮かぶ方はいらっしゃるだろうか?現行のPDCの通信方式に詳しい方ならおわかりかと思うが結構単純な仕組みである。PDC携帯電話では1本の通信チャンネルを3分割し3人で共有する(フルレート)。3人で共有してもチャンネルが足りなくなると6分割して6人で共有する(ハーフレート)。6分割した方が当然伝達容量が小さくなるので音声は極限まで圧縮され音質が低下する。都内の夕刻の繁華街では間違いなく、6分割状態で使用されているので「ドコモの携帯は音質が悪い!」ということになる。3分割6分割を自動切り替えするのが208・502シリーズから登載された「ハイパートーク」である。比較的混雑のない地方の方なら間違いなく3分割で使用しているので「ドコモは音質が悪いって言うけどそーでもないよー」ってことになる。たまたまそういう人が都内の繁華街で使うと、6分割状態で「モゴモゴ、ゴニョゴニョ」になり、翌日「なんか調子悪いんだけどー」と、DSご来店になることが多い。  話がずれたので元に戻そう、9600bps通信では3分割の1つを使用する。これが今までのiモードである。これを分割しないで1本丸ごと使えば9600bps×3=28800bpsとなる。パケット網は1端末で1回線丸ごと占有しないので、他の利用者がいても猛烈に混雑しなければ特に問題はないのと思われるが、実際にはどーなるか知らない。

A iアプリの容量アップ

 iアプリっていうのは要はソフトをDLして端末内で動かす訳である。PCにサイトからフリーソフトを落として使用するのと考え方は一緒。ただし、携帯端末のメモリー容量はかなり厳しいので一本あたりの容量が大きすぎると困るわけだ。503系ではこの容量が小さすぎてネックとなっていた。504系ではソフト部分はもちろん、データ保存領域までも拡張して「FOMAすら凌駕する容量」を確保するに至った。まったくもってFOMAの立場がない・・・。ドコモは何を考えているのだろう?容量アップに伴い、各コンテンツプロバイダと気合いの入ったアプリを504と同時に投入予定である。

Java系の容量一覧(単位KByte)

503FOMA504Jau
ソフト1030308050
データ101010020?
B iアプリの待ち受けへの常駐可能化

 今まではiアプリ起動中のメール着信、音声着信、他の機能の使用が制限されていることが多かった。着信ができなかったり、アプリが中断され、再立ち上げが必要であったりと、これでは何かと困ることが多い。目覚ましアプリをセットしておいたのに、夜中にメールが入ってアプリが中断したり、音声着信ができなかったりと話題に事欠かない機能であった。

 そこで、アプリを「待ち受け画面に貼り付ける」といった機能がデフォルトで使用できるようになった。あくまで待ち受けなので、常時起動状態であるが、着信発信他の機能の使用時は特に意識することなく自動で勝手に切り替わるようになった。これにより、スケジューラーを常時出しておいたり、なんてコトもできるわけだ。

C 目立たないところでも

 ■ 211iシリーズ同等の800MHz/1.5GHzのデュアルバンド対応(ドコモは公にしたがらない)■ 20Xシリーズ同等のDoPa対応(既存の50X系では「iモード以外でパケット通信を利用したデータ通信は不可」なのだ)■ 共通規格の赤外線通信ポート搭載、■やっとこさJPEGに全機種完全対応(ようやくドコモでも65000色表示だからこの機種を買おう!っていう理由が成り立つようになったってコト)■ADPCM(俗に言うところの着声ってやつ)、カラー65000色以上のLCD等々各所にわたり強化が行われている。

■ 504の戦略

 iモードの高速化とよりリッチなアプリが制作できるようになった訳で、ドコモとしても端末自体の機能アップというよりも「ものすごく快適に、こんなに楽しいことができるんですよー」的な戦略をとるようだ。裏を返せば目新しい技術はないよ!ともとれる。実は3Dエンジンも504から搭載されアプリ上での表現力は格段にアップする。ADPCMで声も出せるようになったのでゲーム系・キャラクター系・エンターテイメント系コンテンツでは3Dと大容量、声を利用したよりゲーム機に近いコンテンツを常時展開できるようになった。携帯を開くたびに「おぉにぃさまぁぁぁ〜ぁ!」と萌え〜なセリフを吐くアプリも確実に出てくる予定である。共通の赤外線ポートを使用した育成系・占い系のコンテンツも展開されるようだ。コンテンツに関する気合いの入れ方は尋常ではないほどで、写メール、GPS等で浸食された若者層をプライドにかけて取り戻す意気込みが感じられる。

■ 各機種の特徴

★ N504i ★  デザインは「??N503is??」と誰もが間違うほど代わり映えしないが、液晶が2.2インチになり実際見てみると「やっぱ大きいわコレ」と感じるはずだ。高精細液晶は伊達ではなく、はっきり言って表示はPCと同等、っていうか超えた?とマジで感じるほど「ど綺麗」(優香)である。操作速度も速く、今までの実績から言っても売れ筋になるのは間違いなく、N503isと同じデザインをとったのも裏を返せばNECの自信なのかもしれない。恐るべしNEC。

★ F504i ★  背面液晶面がツートンの鏡面仕上げになっており、鏡面部分は角度により色が変化をして、ピンク(緑 のような構成となる。見てみるとわかるが明らかにコガネムシである。背面液晶自体は目立たないようになっていて、有機EL液晶採用で文字が鏡面部分に浮かび上がるようなサイバーな作りになっている。デザインには賛否があるかもしれないが確実にかっこいいと言うユーザー層はあると思う。

★ D504i ★  女性ユーザーを狙った、との言葉の通りかなりの「ラウンドシェイプ」である。丸い丸いとっても丸いので、背面液晶までまん丸くなってしまったようである。液晶はリアル26万色と、FOMAに並んでしまったのだが、いまいち色数を生かし切れていないようである。色数よりドットを増やして高精細に振った方が綺麗に見えると思うのは私だけだろうか?

★ P504i ★  靴べら携帯である。折り畳み時で厚さ17mm、P211iよりも薄っぺらな携帯である。ドコモは一番の売れ筋となることを予想しているようであるが、果たしてどうなるコトやら。薄さとデザインはあんまりマッチしていないようである。薄すぎて開閉に支障がでると感じたのか、ワンタッチ開けボタンがヒンジ部に搭載されている。また、個人的には、バック、ズボンのポケット等に入れていて液晶が割れるユーザーが続出するであろうと思われる、クレーム度No1な携帯であると思っている。

★ SO504i ★  スターウォーズに出てくる戦艦のような携帯。デザイン的には艶消しツートンとなり、カワイイと言うよりカッコイイ感じ。503系のカワイイ路線を完全にうち破っている。イメージは折り畳みのCLIEか?サイバー感がオタク心をくすぐる一品。確かに私もデザイン的に認めざるを得ない。た・だ・し あくまでソニー製であることを忘れてはいけない。大事なモノを見失って購入するコトがないように気をつけたい。だって携帯電話なんですよ、まともに話ができなきゃただのオモチャ・・・っとイカンイカン、最近妄想が激しくなってきたようだ。

メニューへ戻る