★ FOMA(フォーマ)2

FOMAでは新たにいろいろなサービスが始まったり、拡張されたりするのですが、提供される端末と対応サービスの関係について見ておくのが理解の早道と感じますので、その点について前書き2として書きたいと思います。まぁ、細かい部分の変更・拡張もあるのですがザット主要な部分だけまとめてみましょう。

★ FOMAで提供される端末の3種類と用途

@データタイプ
PHSでよくあるタイプ、カード型で音声通話はできず、ノートPCのカードスロットに直接さしてデータ通信専用として使うアレ。高速データ通信が可能

Aスタンダードタイプ
今の電話機と同等、音声通話と拡張iモードサービスが使える。データカード(別売)を使ってPCと接続も当然可能。限りなく今の携帯電話に近いカモ。

Bヴィジュアルタイプ
Aの機能にTV電話とM-StageVisual(現在ドコモのPHSで提供されている映像配信サービス)を付加したもの。カメラがついているのでTV電話だけでなく、静止画や動画も撮影可能。

基本的に上位側は下位の機能を全て包括する感じなんですが、細かい部分は違います。たとえば、BのヴィジュアルタイプはPCと接続してのデータ通信が現状ではできないとかネ(将来は未定)



★ FOMAのデータ通信

 また、FOMAでは第三世代の名に恥じぬ高速データ通信が可能なのすが、ちとややこしい部分があります。というのが実は提供サービスが二つありまして

@回線交換64kデータ通信
A下り最大384kパケット通信(上り64k)


の2つなのですが、行うサービスにより端末側でで自動的に切り替わったり、自分で切り替えたりします。

○「TV電話・M-Stage Visual」=64kデータ
○「拡張iモード」=384kパケット
○ PCと接続してデータ通信=64kデータ/384kパケット 手動切り替え

となります。映像系のサービスではパケット接続したら大変なことになりますからTV電話が64kデータのインフラを使っているのも当然といえば当然なのですが、「次世代のTV電話は実は現状のPHSと同等の回線スピードで実現されている」と思うとちょっと興ざめです。また、先に述べたとおりPCと接続してデータ通信を行えるのは「データタイプ」と「スタンダードタイプ」のみで「ヴィジュアルタイプ」では高速データ通信を生かせるのが「TV電話とM-StageVusual」「拡張iモード」だけとなります。PCに接続できれば最強なのですが非常に残念なところですな。

 それとPCに接続し通信する場合ダイヤルアップを64kと384kパケットで作り分けます(ダイヤルアップ先の番号は64kデータと384kパケットで違いますよぉ)が、スタンダードタイプでは「物理的な接続方法も異なる」ところがややこしいです。データタイプはPCカード直挿なのでOKなんですけどね。まぁ、この部分は後日アップされるであろう「つかってみましたスタンダードタイプ(仮題)」で書きたいと思います。



★ 拡張iモード

 また、上の部分でさらっと流した拡張iモード(ちなみに「拡張iモード」ってのは私が勝手にそう呼んでいるだけで全然正式名称ではないのでヨロシク)ですが簡単にまとめると以下のようになります。各容量と対応が増えるわけですな。(細かい部分は間違っているカモ、ごめんなさいネ)



★ 参考文献

 その他モロモロは説明しているとキリが無いので以下のサイトを参照ください。思いっきり手抜きですな ワハハハ。なお、各サイトを読んで色々と記述が異なる部分があるかもしれませんが、それは仕様が未確定な部分が多いからなんですね。ドコモ社内の資料であっても作成時期で内容が異なる部分があるほどです。そんなわけで全部鵜呑みにしないようにネ。

ZD NET mobile 「特集:FOMA──NTTドコモのIMT-2000サービス」
impress ケータイWATCH 用語集第45回:FOMAとは
ASCII 携帯24「FOMA N2001 スタンダードモデル」
ASCII 携帯24「FOMA P2101V ビジュアルタイプ」
ASCII 携帯24「FOMA P2401 データタイプ」

以上で本当に前書きを終わりにしたいと思います^^;あー長かった

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