★ 使ってみようFOMA@ ロードテスト準備編
長くなった前書きに続いて、実際に使用してみましょうかね。その前に準備について注意すべきところを書きます(これも前書きか・・・)通常の音声通話の発着信・iモードに関しては、まぁ普通の使い方なのですが、TV電話/PC接続でのデータ通信に関してはコツがありますので技術的に興味のある方は読んでみてください。それ以外の方は飛ばしていただいても全然OKですヨ。
★ P2101v(ビジュアル)TV電話編
P2101vでは通常の音声のみ通話とTV電話を切り替えて使用します。音声通話は普通に発着信を行いますがTV電話の場合はダイヤルする際にTV電話専用の発着信ボタンを使用します。TV電話使用時は前述の通り64kデータ通信を使用するので、発信ボタンが異なるわけですね、でもそれだけです。また、画面を見ながら会話を行いますので、本体内蔵のスピーカとマイクでは当然役立たずなので、FOMA専用のイヤホンマイクを使いましょう。
実際に繋がったらカメラを自分に向けるか対象物に向けるかして普通に会話を行います、カメラは折りたたみヒンジ部に回転するように取り付けてありますので、自分の方向に向けると当然自分の顔が移ります。なお、カメラを自分側に向けたときには撮影画像の天地がひっくり返ります。(自動切換えではないよ)なので、本体操作で正天に直しましょう。また、表示方法は2画面式が選べますので、相手からの映像だけでなく、自分のカメラが相手にどのように見えているのかを確認しながらの通話も可能です。
★ N2001(スタンダード)・P2401(データ)編
★ PCとの接続
PCでデータ通信を行う場合、現行の携帯電話ではデータカードなり、アダプタ内臓のUSBケーブルで接続を行いますが、N2001のケースでは64kデータと384kパケットで物理的な接続方法が異なります。64kデータを行う場合は純正の「FOMAデータカードN1」をPCカードスロットに挿し込んで、専用ケーブルでFOMA端末と接続を行います。これは、今同じ方法ですからすんなりと理解できると思います。
が、しかし、384kパケット通信を行う場合は「FOMA USBケーブル」でPCと直接接続します。ところが、このUSBケーブルちゅーのが曲者で、アダプタも何にもくっついていない、素のUSBケーブルなんですね。ただ単にデータを流すだけの何の変哲も無いヤツなんです。何でかな?と思ったら実はパケット用のデータアダプタはFOMA端末に内蔵されているからなんです。すなわちFOMA端末内部でデータの加工は済んでしまっているの、あとはデータさえ流れてくれれば何でもいいと・・・そんな感じです。
P2101の場合はフツーのデータカードPHS(Pin系・Card H")のように直接挿してドライバ読み込ませればOKです。
★ダイヤルアップ作成編
さてさて、ハードの接続がすんだら次はダイヤルアップの作成です。64kデータ通信の場合、電話番号を通常プロバイダのISDN用のAPに設定して、あとはおんなじなのでスンナリト行くでしょう。ところが384kパケットの場合はこれまた曲者でチト理解するまでが難しいです。
FOMA端末からパケット接続行う場合、ドコモのパケット交換機に直接繋がるようで、これは契約プロバイダがどこであろうと同じです。そこから各プロバイダへ割り振られるようなのですが、感覚としてはフレッツADSLが地域IP網経由で各プロバイダへ割り振られるのと同じですね。(ドコモのPHSデータ通信で使用するPiasネットも同様)
さらに複雑なのが、ダイヤルアップを作成する前に、事前にプロバイダのAPN(AccessPoinName・ドコモが定めた対応プロバイダの識別子のようなもの 例/mopera.ne.jp)をFOMA端末本体に書き込んでおかなければならないということです。APNは端末内に10個まで登録できて、実際のダイヤルアップ番号はそのリスト番号を元に作成します。(ex/ *9***1#)ちなみに登録されたAPNのリスト番号をcid(Customer ID)と呼びます・・・。この説明で分かったあなた!エライ!
★ セッティング ■APNの登録
※APNは対応プロバイダに対してドコモ側で設定します
※FOMA端末内にAPNを登録(専用ユーティリティーを使って登録できます)
例)APNリストの例
1.mopera.ne.jp
2.nifty.com
3.biglobe.ne.jp etc・・・
>>このリスト番号をcidと呼ぶ
★ セッティング ■ダイヤルアップ作成
アクセスポイントの番号を「*9***1#」にするとcid1(APNリストの1番)へ接続される
「*9***」はFOMAパケット発信時の固定番号で「1#」がcid
メンドクサイ人向けにダイヤルアップ作成用の専用ユーティリティーもありますよ
まぁこんな感じで下準備は完了