★ マイカル本牧 その壱

横浜周辺の人はご存じかもしれませんが、本牧埠頭(→注1)のそばに、MACAL(マイカル)本牧なる結構こじゃれた街があります。
この街は中央に小高い丘(公園)、そしてそれを取り囲むように、いかにも横浜チックな高級分譲住宅地・林立する高級中層マンション・大ショッピング街があります。



(注1)本牧埠頭
かつて横浜中の暴走族が集い・血を血で洗う抗争をしていた横浜港の埠頭の名前。
★ 使用例 ★
構成員 「へっどぉぉぉ〜 奴ら今晩 本牧埠頭D突堤で集会らしぃっすよぉ〜」
ヘッド 「そぉ〜かぁ〜 奴ら皆殺しだぁ〜 おめーら気合い入れていけよぉ〜」
構成員 「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
★ 参考文献 ★
あいつとララバイ(週間少年マガジン)3代目本牧レディ編

でっ、とある夏の暑い日のこと、私いつものように延々とビラを撒いておりました。この日はJR根岸線の山手駅(横浜から4つ目)を起点として、横浜港方面へ向かうエリアでした。簡単に言うと内陸部から海へのコースです。海までは直線距離で2kmも無いのですが、横浜という町はとにかく山・丘が多くて苦労するのです。街のイメージからは想像できないくらい自然そのままの形で街が作られています。当然丘の斜面に沿って町が出来ているので区画整理はされてないわ、いきなり普通の道が階段になるは、もう撒いていて泣きたくなります。

山手の駅も例外ではなくて、谷の一番底の部分に駅がある感じなので、撒き初めからいきなりヒルクライムになります。これがまたきつい・・・。あとはアパートが信じられないような所に建っていることも多くて、急勾配の階段を300段位上ったあたりにポツンとアパートが・・・1件しかなくても当然上っていきます。それが悲しくも真面目なビラまき職人の心意気ってもんです。

結局この日は大きな山で3つ、小さな丘迄含めると数え切れないくらいのアップダウンを繰り返し夕方を迎えたのでした・・・。

つづく

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