★ 給与体系 このページは結構難しいよ^^
さて核心に迫りましょう。これだけの苦労をして、どれだけの稼ぎがあるのか
興味深い所だと思いますが、如何せん難しい査定方法なので、頭をよーく回転させて読んで下さい。
給与は基本的に翌日払いの歩合日給制です。私のようにお金に困って来る人が多いので
月締めなどは不可能です。それと翌日払いなのは、日銭欲しさに1日だけ来て消えてしまう人
対策だそうです。
★ すごく昔
私が入る以前の給与体系は、単純に1枚2円で計算していたらしいです。
当時は3種類のビラ(A4サイズのAVちらし・小さいAVチラシ・小さい求人チラシ)
を2500枚ずつ、計7500枚持たされて、
全て撒ききれば7500枚×2円=15000円だったそうです。
さすがにA4メインの奴だけでも2500枚となると、かなりの重さで、10kg近くあります。
これを担いで1日中歩く&アパートの階段を上り下りするのは相当きついですから、この頃は
体力のある者&うまくインチキした奴の勝ちだったそうです。
だって撒いただけ給料が入るんですからね。入れなくても良いところに入れたり、
点検に引っかからない程度にちょこちょこ間引けばそれだけ給料が上がるのですから・・・。
撒いた数に比例して注文が来た時代はこれでも良かったのですが、
この手のチラシは胡散臭いと、マスコミ各誌(
フライデー・フォーカス・週刊実話など)でバッシングされたり、
実際注文してだまされた人たちの話が広まるにつれてどんどん
注文が取りにくくなってきました。終わることのない冬の到来です。
★ でっ、私がいたころは一週間締めの完全歩合制に
どーゆ事かと言うと、月曜日から日曜日の一週間で、自分の担当したエリアから来た注文の数に応じて、
次の週の日給が決まるのです。担当エリアが厳密に決まっていたのはこの関係からです。
受けた注文は全て副班長が地図上でチェックします。
そうすると誰の担当エリアから来た物かが分かるので、
班員ごとの注文数を毎日集計します。過去に撒いた地域から来た注文も当然
全て同じようにチェックします。次の日注文が来なくても、
2,3日後に来たり、1ヶ月後に来たりするのがよくあるからです。
それと壁には班員ごとの注文数のグラフがあるので、他の班員さんを含めて、
自分がどのくらいの順位にいるのか一目瞭然なのです。週締めなので1
週間ごとに新しくなるのですが名前の順番は前週の順位になります。(以下図参)
仮に、その週に33本の注文を取ったとすると、
翌週は日給が14000円になる訳です。もし1日しかこなければその日だけ14000円で
、6日出勤すれば14000×6=84000円となる筈なのですが・・・
★ 実はもう一つ査定基準がある・・・
実はもう一つ歩合給を査定する基準があるのですが、結構ややっこしいです。
上の例で、前週の本数で翌週の日給が決まると言いましたが、あくまでもそれは
月曜日の給与になります・・・。
翌日からはどうなるかと言うと、仮に月曜日に出勤したとして、
月曜日撒いた地区から注文が3件来たとします。そうすると
火曜日も日給は14000円で変わらずですが、3本以下だと
1000円マイナスされて、13000円となります。
逆に6本注文が来ると1000円アップで15000円になるのです。
なお、以前撒いた地区から来た注文は2本で当日注文1本換算します。
当日3本ルールは、毎日適用されますので、下手すると
14000→13000→12000・・・とどんどん日給が
下がっていく可能性もあるわけです。逆に11000円→
12000円→13000円と上げていくことも可能ですが、
実力者でない限りなかなか上げるのは難しいのが現実でした。
何となく厳しいことは分かっていただけましたでしょうか?
つづく