★さみぃ〜季節がやってくる
11月も半ばになると朝晩がきつくなります。私は特に寒いのが苦手で、ビラ撒き仕事は体を動かすので動き続けていれば寒さもしのげるのですが、いかんせん1日中外にいるわけで、季節風が強まってくるとドンドン体力も気力も奪われていきます。さらに、体は暖かくても手先は冷たくなっていくわけで、こいつばっかりはどうにもなりません。手袋をすると撒きの効率が落ちますし、手袋をしないと手が動かなくなる。なんともジレンマなわけです。んー困ったな。
ちょうど時を同じくして、現在のお仕事(PC関係だよ)の話が舞い込んでました。学生時代にバイトをしていたところの社長が新規事業を展開するちゅーことで声をかけてくれたのです。最初は給料の折り合いがつかずに流れた形になりましが、いろいろなモノを天秤に掛けまして、最終的に12月の半ばに次の仕事に移るということで決まりました。
★天秤に掛けたモノ
仕事を移るに当たって天秤に掛けたモノはいろいろありまして・・・
1.職場環境
次の仕事はスーツ着用のヌクヌク快適なお仕事なのであります。かなりこの部分で決めたところが大きいですね。
2.ゼニ
次のお仕事は、ひっじょぉ〜にまっとうな職なので今と同程度の給料は望めません。当然葛藤の対象です。快適さをとるか、ゼニをとるか・・・。
最終的にゼニの問題は妥協することとしました。当時何本か残っていたローンを完済したこと、ある程度の蓄えができたこと、それと当時の状況から、裏ビデオの注文数が減ることはあっても増えることはないという予測からです。
★「裏ビデオ販売の裏の裏、丸見えビデオは送られてくるのか?」
写真週刊誌(フライデーとかね)を毎週購読されている方は、こんな記事を目にしたことがあると思います。そーです、週刊誌の編集者が実際に裏ビデオのチラシを見て注文、その結果を誌上でレポートする体当たり企画です。やっぱりと言いましょうか注文が来るのは私のいた会社、もしくは関連会社なので、記事の内容は「チラシでの販売はダマシ、みんな騙されないようにしようね!」的なモノになります。
この手の記事の影響は相当なモンで、雑誌が発売された翌週の注文は本当に減るんですね。私の在籍中に、確認しただけで2誌で記事が組まれ、そのたんびに注文数減で、あーもー、まいったマイッタとういう感じでした。どんなに頑張っても数が増えなければ給料のキープもままならないのでかなり痛いんですよね。さらに、会社も注文数が減ると、撒き子さんの給与査定を厳しくしなければなりませんから悪循環です。警察の動きも活発になってきたのも手伝って、そろそろ潮時かな〜って感じになったわけです。
★去り時は美しく
どんな業界でも、辞めるときは美しくやめましょう。最後の最後で手を抜いたり、筋の通らぬ辞め方はいけません。私が心がけたのは「最後の週の注文数は減らさない、というより逆に増えるくらいの気合いで!」、「前もって理由を述べて辞める。」この2点です。というのは、最終日の給料は辞めた後で取りに行かなければならないからです。ゴタゴタを起こして辞めた人の場合、取りに行けない(とてもじゃないけど取りに行く雰囲気ではない)ことも影響します。そんなことにならないように、給料を取りに行っても歓迎されるくらいのよい印象は与えておきたかったのです。まぁ全ては自分のためってコトね。
注文本数は表(結局君は何本売って、いくら儲けたわけ?を参照)を見ていただけば分かるとおり最終週で見事に挽回、退職予告に関しては、辞める前々日に言いました。これでも早いほうですね。辛らさから辞める人なんかだと、夜の集合場所で「今日で辞めさせていただきたいんですが・・・」とかですからね。
どんな職場であっても最後は惜しまれる形で辞めることができると、自分でも「あー頑張ってきたんだなぁ〜」と思えます。