台湾旅行記 序章
トップへ
つーわけで、前書きです。写真ありません。文字ばっかりです。準備とか背景とか。

文字だらけなので飛ばしても全然かまわないしぉー。


★ 記述日 2005/08 某日

◆ はじまり

まぁ、アレですよ。人身売買(派遣)会社に所属して、客先派遣でエンジニアっぽいことしているとですね、「業務契約終了」という日が必ずやってくるわけですよ。

で、あっしの場合は人身売買(派遣)会社においても、「契約社員」なワケで、仕事がなければ給料が出ない=無職って感じなんですわ。

あぁ、野麦峠! 女工哀史

と悲しむ私が・・・いない・・・

とりあえず社内での評価は悪くないので、「とりあえず、2ヶ月くらい休むんでよろしく」と担当営業君に宣言して心おきなく旅に出ることとした。
他の人々からは「なんで契約社員の地位に甘んじているわけ」なんて言われることも多々あったりしたのだが、正社員だったりすると次の現場が決まるまで社内で飼い殺しである。やることないのに会社に行かねばならん。んなアホくさいことやってられんので、ココはズバッと遊ぶに限るのだ。


◆ なぜ台湾?

休みが取れれば長期旅行はお約束事項である。
転職歴が多いのでもう慣れたモノ。いままでは大体北海道とか九州とか四国を中心に攻めていたのだが、今回は沖縄方面(八重山)を狙って「西表島でキャンプをしよう!」とか考えていた。ただし「そーいや、海外もそろそろそろいいかも」なんて考えもあり、最終的には「えーい、両方行ってしまえー」となった次第である。

で、初海外の地を台湾としたのだが、たいした理由など無い。
台湾が好きとか嫌いとかじゃなくて「よー知らんから、とりあえず行ってみっか」というのが正直なところ。あえて言うなら以下の通り。

・なにげに近い
・PCパーツではさんざん世話になっている
・日本とは比較的友好的な国っぽい
 (アジア3馬鹿のように、「反省しる!」「賠償しる!」とか言ってないし)
・基本的に民主国家で先進国。ついでに共産党もおらん。一人で行くには安心ね。

・ヨーロッパ・アメリカは遠いし興味もない。
・中国(大陸)および韓国は100%対象外。
・初海外で東南アジア一人旅・・・現地で怪しい草でラリって売られちゃいそうで怖いっしょ。

まぁ、こんなもんである。

◆ 航空券

格安航空券をWebを漁っていたら「成田<>台北往復:10FIX:便/航空会社未定:34000円」というのを見つけた。

* 解説

・成田<>台北往復 = 往復チケットです (台湾は入国時に30日以内の出国チケットがあればビザ不要)
・10 = 有効期限10日 出発から帰りまでの期間は10日以内で決定しなきゃあかんということ
・FIX = チケット販売時に往復の日程を決定して、かつ変更がきかないということ
・便/航空会社未定 = どの会社の何時発かは、購入してから教えますんでよろしく、ということ
・34000円 = 往復で34000円ですがなぁ〜ということ
安いがな!片道17000円でっか?ただし空港税とかは別途。これが曲者。

てなかんじ。

格安航空券にありがちな縛りのキツイパターン。正規料金でチケットを買えば便の振り替え、変更、払い戻しなどが可能だが、格安は購入時に指定した便に乗れない場合、単なる紙くずになるし、時たまキャンセル料が請求されることもありまっせ・・・という、とてもステキな条件のおまけ付だ。

ついでに便未定なので、実際に購入しないと「何時の便に乗るのかも分からない」わけで、暇人しか購入できねぇチケットでもある。(購入前に午前とか午後とか夜くらいまでは分かるんですけどね)

つーことで、とりあえず7/5を出発とし、帰国は有効期限ギリギリの7/15として航空券をゲットしてみた。

◆ 準備する?

とりあえずチケットは取ったので、「地球の歩き方 台湾2005」を購入。
決まっているのは「行き帰りの飛行機のみ」なので、宿とか移動手段とかメシとかゼニのことは自分で現地解決しなくてはならんのだ。でも、地球の歩き方を全部読んだら95%位は解決したっぽいしWebでも補足情報を仕入れたので、残りは現地で出たとこ勝負としてみた。
中国語は120%理解出来ぬが、気合いと根性とハートで乗り切るしかなかろう。

* つーかですね、英語が半分公用語になっている・・・とか思ったのですが、歴史が複雑なため、言語も分布も複雑怪奇を極めているというのを行ってから気が付いたです。

国民党以降 = 若年層は国語(北京語)がメインで、英語or日本語が話せる人が少々
国民党以前 = 中年層は国語か台語(台湾語)メインで、北京語も理解できる
日本統治期 = 65歳以上の方は、台語と日本語がOK
台湾原住民 = 漢民族入植以前から存在する数十の原住民それぞれで、独自の言語がある模様
他にも客家人とかいるしね

* 台語と国語は違います。ともに中国語ですが、ルーツが広東語と北京語という大きな違いがあります。

* 中級以上のホテル従業員、観光地の土産屋、有名レストラン、および現地ガイドは日本語バリバリだったりするので、パック旅行の場合は言葉に苦労することは無い模様。オイラの泊まる、「台北駅前なのにシングル2500円!」なんて宿では当然中国語しか通用しませんがな。

* 日本でNOVA/GEOS/AEONをよく見掛けるように、台湾では「日語・英語」学校が至るところにあります。

とまぁ、こんな感じで出発ですわ。


◆ スケジュールとか

最初に全行程を書いておく。いちいち全部トレースしてられないので、適当に当てはめて読んで欲しい。
ブラり途中下車、台湾国鉄で回る、台湾1周の旅ってとこだな。

・現在$NTに対して若干円安のご様子。
・表示されている台湾元を3.5倍位すると、日本円になるらしい。
・めんどくさいときは3倍と4倍の間だと思えばよい
・レートは国際キャッシングの方が有利かも。(帰国後に即返済すれば利息も安い)

民国94年 移動・宿泊 備考
7月5日(火) 成田 → 台北EVA AIR (BR2197 14:15 →16:45 現地時間)
台北宿泊 南国大飯店 700元
7月6日(水) 台北宿泊 南国大飯店 700元
7月7日(木) 台北宿泊 南国大飯店 700元
7月8日(金) 台北 → 台南自強1013 9:55 → 13:44 (744元)
台南宿泊 光華大飯店 890元
7月9日(土) 台南宿泊 光華大飯店 890元
7月10日(日) 台南 → 高雄復興101 11:54 → 12:42 (69元)
高雄宿泊 新源大旅館 450元
7月11日(月) 高雄宿泊 新源大旅館 450元
7月12日(火) 高雄 → 台東
台東 → 花蓮
自強2051 9:08 → 11:19 (364元 台東乗継)
自強1056 13:00 → 15:49 (355元)
花蓮宿泊 日の出旅館 1000元
7月13日(水) 花蓮 → 台北呂光43 11:15 → 14:11 (343元)
台北宿泊 ホタル学生宿舎 600元
7月14日(木) 台北宿泊 ホタル学生宿舎 600元
7月15日(金) 台北 → 成田 EVA AIR (BR2196 現地時間14:55 → 19:10)



為替レート項目日本円台湾元手数料・利息対円での倍率
7/5台湾銀行中正機場分行
両替 : 円→元
590001636120元3.60
7/13VISA-PLUS ATM
引出 : 台湾元でキャッシング
14178400027円3.54

民国94年 台湾旅行記 1日目(7月5日)

 さて出発である。成田から14:15のEVA航空に乗るのだが、成田へ行くのは今回初めて。よって、イマイチ時間感覚がつかめないので、乗り換え案内で確認するも、成田の遠さを再認識する。

中国のようにリニアを通せ、リニアを!

そんでもって、東京駅とターミナルを30分で結べばみんなハッピーなのにと思う。時間は売るほど余っているので、当然スカイライナーは使わないんだが、2時間かかるのはいかがなモノか。名古屋に新幹線で行くより遠いんすけど・・・。
TX(筑波エクスプレス)走らせている場合じゃないよ、JR東海に頼んで、MLX01(愛知万博の会場においてあるアレ)で成田〜東京を直結してほしい。マジデ。

成田到着後に諸々の手続きがあるのだが、1.旅行会社の専用カウンターでチケットを受け取り、2.航空会社のカウンターでチェックインする、3.荷物検査、4.出国審査(イミグレーション)、ってところ。全て初体験だが、適当にこなす。出国審査はありがちなバックパッカーなので特に何も言われずスルーだ。荷物検査は米系でないので、結構いい加減かも。

とりあえず台湾の中正空港までは無事到着し、空港から台北車站(台北駅)まで移動するのだが、いきなり車中で話し掛けられて、お友達になったのが「宋さん」、初日のホテルが決まったところで分かれるのだが、実は3日目にも登場する。

初日は台湾のことがわからないので、街をぶらついたり、コーヒー屋を探したり、街の中でタバコは吸ってもいいのだろうか?を観察してみたり、テレビを見たり、三越で飯食ったりして終了。あとは夜景ポイントの下見かな。徒歩とMRT(台湾地下鉄)を駆使して色々移動してみた。
宿に戻ったらケーブルTV三昧で終了


★ 記述日 2005/08 某日

はいこちら、第二ターミナルです、しかもサテライトです。
成田がこんなに無駄に広いとは思いませんでしたな。

こいつが私を台湾に連れて行ってくれます。
EVA(エバー航空:会社コードは「BR」)は船舶貨物ではおなじみなのだが航空業界だとイマイチかも。
船港に行くと「EVER GREEN」のその名のとおりの緑のコンテナが山積されているんだけどな。

とうわけでコーポレートカラーは緑。
CAのおねぇさんも緑ベースのユニホーム。
男性は緑のネクタイと緑づくしなんだよな。

Kawasaki かっつーの。(あっちはライムグリーンだけどな)

食い散らかした跡で失礼いたしやす

台北までは3時間半のフライトであり、これは羽田〜石垣直行便と替わらないんだが、 実は機内食付き。

出張マイルだけで台湾旅行をゲットした某T居さんの話では
「出るらしいぃぜぇ〜」と聞いていたので、 ちょい腹すかしで来て正解。

ただし、味はイマイチかもしれん。機内食のスタンダードは知りませんが・・・

暇つぶしのお供に機内TVをどぞー。

エコノミーでも全席標準装備。映画にTVにゲームになんでもござれ。

現在位置を確認できる地図もあるでよ。

帰りの便では隣のバカギャルが3時間ずーっとテトリスやってた。

機内アナウンス時にゲームが止まっちゃうのに文句タラタラ

アホかっつーの。

沖縄あたりを通過中。

じつは隣のお兄ちゃんとお話中。
インドネシアから5年計画で溶接技術研修で来日中なんだと。てーしたもんだ。

台北トランジットでインドネシアに一時帰省だそうだ。
英語が通じないので片言の日本語で談笑さ。

つーわけで、台北の「中正機場」着。

台北市内までは国光客運リムジンバスで120元とは調査済だったが、バスターミナルを見つけるのに一苦労。つーか、両替もしないと、バスに乗れぬ。

「兌換所」で日本円をちらつかせれば「両替してくれよぉ〜ベイペー」という強い意志を理解してくれるので、言葉なぞ不要。ちなみに国際空港という割りには人少なすぎで閑散としてる印象。 7月頭はシーズンオフなのだろうか?

飛行機はEVAだらけ。

あぁ、僕は日本語の通じないところに来てしまいました、おっかさんよ。

リムジンバスの中でいきなり話しかけられる。
なので途中の風景の写真がない。

空港インフォメーション勤務の宋さんといって、どっかの大学の日本語学科卒とのこと。26歳だけど新卒。3浪ですか?とおもいきや、台湾は「徴兵制」があるから当たり前。若い男子がヘニャヘニャしていないのはそのせいかも。

どーやら地球の歩き方を読んでいたので日本人とばれたらしい。

南国大飯店は初日の宿。

南国大飯店はネットで調べた台北の激安ホテル。

日本語が通じる人と、英語が通じる人と、中国語しか通じない人がいて、ロケーションのよさと、価格の安さが劇的にナイスな宿として、貧乏旅行者の間では有名らしい。

一泊700元。宋さんに通訳をお願いしてなんとかチェックインに成功するも、一緒に部屋を見た宋さんは「うわぁ〜、こりゃすげぇなぁ」といった雰囲気マンマンの表情。

ドミトリー(雑魚寝のトイレバス共同)ではなく、あくまでホテル(飯店)なので、バストイレ完備のシングルルームなんだが、安宿の雰囲気満点だ。(要はキタネェってこった)

* なお台湾元表示を3.5倍すると日本円になる 700*3.5=2450円


ステキなお部屋のご紹介

雰囲気満点のユニットバス。

掃除はちゃんとしてあるので安心。

陰毛とか石鹸カスとかはなんだが、いろいろなモノが割れていたり、折れていたり、剥がれていたり、抜けていたり、カビていたりする。

ちなみに天井は後付で、元々はもっと高い位置にあったようだが、 どーしてこうなっているのかは不明。

まぁ、ご愛敬である。気にしないこった。

当然床も壁もはがれている。

補修はしてあるが、レベルが小学1年生並であるので見映えが悪い。

居住性には問題ないのでマルとする。

鏡台もテーブルもTVもトイレットペーパーもタオルも歯ブラシも石鹸も完備よ。

アメニティーはチリバツです。

廊下には給湯器もあるのでカップ麺もOK。
エアコンの効きも非常によろしい。

いやはや快適。

なに?蛍光灯のカバーが無い?

そんな細かいことを気にするな、ちゃんと点灯してるだろ?

ホテルで落ち着いたら、とりあえず外出。
腹が減ったのでメシを食う。

南国の周りは超繁華街なので、メシには困らない。

隣は全家便利商店(ファミマ)だし・・・。
裏は安メシのメッカ、新光三越の地下フードコート
Macもあるでよ。


隣の全家便利商店(ファミマ)で買った夜食メンマと茶。

茶は日式、台式があるので、甘い緑茶が好きな人は台式を買え。

メンマは桃屋のよりマジデ旨い。

ケース買いして日本に送りたい・・・。

民国94年 台湾旅行記 2日目(7月6日)

 二日目の朝は朝飯を買うところから始まる。

宿は台北車站南の繁華街のど真ん中なので、メシには困らない。宿が面した通りの向かいは屋台がずらりと並ぶのさ。

台湾人はあまり自炊をしないと言うらしいが、うなずける。早い・安い・旨いだもんな。どんなに高くても50〜100元程度で飯は食える、小腹がすいたら10〜20元の軽食とかあるし、喉が渇けば、500〜750ml入りのドリンク関係の屋台も至る所にある。

屋台ではメニューがすべて看板に表示されているので、「私は外国人なのよぉ〜」を目一杯アピールし、指差しと気合で乗り切ったほうが得策。下手に中文で話そうとすると多分ドツボにはまる。

ちなみに旅行中にしゃべった中国語は、「ニーハオ」と「蜜茶(みーちゃー)」だけ。
蜜茶は「蜂蜜+ウーロン茶+氷」をシェイカーで振ったやつで、地域によるが15〜30元で500mlモノが買える。何かと注文することが多かったので、指差しするのもめんどくさいので、覚えてしまった。

飯がすんだらいったんお出かけ、観光協会とか、日本人向け観光窓口とか探してウロウロ。
まだ観光客であるとわかってしまうらしく、客引きのタクシーとかからやたら声をかけられるが、手を振って「いらねーよ」的意思を表示すればあっさりあきらめてくれる。全然しつこくないが、パックツアーでいくような観光地だとまた違うかもな。

あとは暇つぶしとMRTに長く乗りたいなぁ〜ってな感じで「淡水」へいく。
淡水ってのは、台北車站から40分くらいの海沿いの観光地。みやげ物や食べ物の露天が並び、海沿いの景色を楽しむところらしい。お化け屋敷とか、射撃とかもあって、カップルやらファミリーのちょっとした遊び場になっているようだ。

夜は夜景を撮りに出かけてみる。中正公園でマーチング系のバンド(?)練習が見られていい感じだった。


★ 記述日 2005/08 某日

【でか写真】

コレがうわさの宿前屋台群。

Novaの看板の後ろに「南」の文字がみえるが、それが「南国大飯店」の看板。

よく分からんが、ホテル前の通りで粥が売っていたので指さして購入。

たしか20元だったよーな。テイクアウトで購入する。
おばちゃんに話しかけられたが、日本語で「いやー、わかんねーっすよ。」と言うと、日本人だと理解してくれる。

おまけかなんだか知らぬが、ミニ烏龍茶を付けてくれた。

粥の味は薄めだが普通。塩があれば尚ヨシ。

烏龍茶は劇ウマだった。カップが可愛らしいのは流行なのかも。

メシが済んだらMRT(台北地下鉄)でお出かけ。

中山北路二段に日本人向けの観光案内センターがあるとのことで、
「淡水線・中山」にて下車。

たったの一駅なのだが、クソ熱い夏の台湾で一駅歩くのは拷問である。

そもそも初乗り20元なのでMRTが使えるなら迷わず乗るべきなのだ。

MRT駅構内は飲食喫煙厳禁で、罰金は1500元なのは有名な話。

(近々罰金が7500へ値上がりするらしい)

現地でしばらくブラブラしてみたのだが、お目当ての場所が見つからない。

なんか、めんどくさくなったので捜索終了である。

近所をブラブラして取り壊し中の建物写真を撮る。

つーか、壁が共用なのに平気で壊すのねぇ・・・強度は大丈夫なんだろうか?

【でか写真】

ありがちなビル風景。

新しい建物は綺麗なんだけど、古い建物は極限まで薄汚いのが特徴。
外壁清掃とか「ぱっと、さいでりあぁ〜」とかは無縁なご様子。
この潔さは、もうお国柄なんでしょう。

後付のエアコン室外機と、屋上のバラックは台湾のではお約束です。

腹が減ったので、昼飯に向かう。

旅行中唯一行った、超有名な「鼎泰豊」本店。日本にも多数店舗あり。

3品+水で500元ですよ、あーた。超高いっす。

ガイドブックには「濃いめの味」とあるが、味は薄めで上品すぎる。
うまいんだけど、俺的には屋台メシが合うみたい。

腹ごなしにお店の周りをお散歩。ありがちな民家の風景。

窓にはすべて金網がデフォルトなんだよねぇ。
なんでなんだろ? 謎だ。

それにしても熱い。日陰は涼しいが、直射日光はクラクラする、マジデ。

新光三越BF1のコーヒー屋。

展望台への通路に面して店があり、座席は通路に椅子が置いてあるわけで、半分オープンカフェみたいなもんなのだが、コーヒーが100元〜と非常に高価。

でも、値段のせいか、いつもガラガラ+喫煙可能ってことで重宝した。

いつ行っても同じ姉ちゃんが店番をしているのが不思議。

ただし、通路に座席があるので、通りがかりの人が座ってしまうらしい。

「勝手に座んなよ、ボケ共。100元払ってコーヒー飲めや、ゴルァ」(超意訳)

と警告文が貼ってあるのがその証。


台北の街角紹介

台北駅前は予備校街なのです。

メシ時にウロウロしておりましたが、もうギャルだらけですよ。

当然「本年度合格者一覧」なんてのもあるわけですわ。

「いぇーい、台大の医学系は合格率100%だぜぇ〜」

と書いてあるのかな?

夜食の台湾ビールと肉まん(1個10元)。

台北駅南のYMCAホテルの右前にある屋台なんだけど、無茶苦茶うまいんだよねコレ。

出来たてを知らずに食べると間違いなく火傷をするので注意。

「うほっ、肉汁が舌の上で踊りだすわ、ぐわっ!」

と海原雄山が言ったとか言わないとか

これが↑のお店の風景さ。
いわゆる台湾のお店って感じです。

味は3種類あるので、(野菜、肉、あとなんか)、指さしで種類と数を指定すればよい。 個人的には肉がおすすめだな。


ビニール袋に入れてくれるので、ここはポケットから小銭を直出しして粋に払いたい、
で、1つにかぶりつきつつ歩いていけば、どっから見ても台湾人にしかみえぬ。

ただし、そのスタイルは地方上京者から道を聞かれたりもする諸刃の剣。
素人にはお勧めできない。

まぁ、素人はバックにでも肉まん入れてホテルに帰りなさいってこっった。

(道はよく聞かれたね、マジで。確か5回くらいあった)

民国94年 台湾旅行記 3日目(7月7日)

 さて、台北に慣れてきたこともあり、普通の生活をする。屋台メシも慣れたもの、タバコの吸えるコーヒー屋でマターリしたり、本屋で立ち読みしたり、髭剃りを買ったりした。観光地では国父記念堂(孫文)いったりしたな。

あと昼間1回外出して、夕方仮眠、さらに夜外出というパターンも出来上がった。1日中活動するのは、熱にやられるので無理だ。夕方は宿でシャワーを浴びてケーブルテレビでも見ていたほうが身のため。特に台北は夜が遅いので、20時以降でも遊べる。

それと明日は台南に移動するので、台北車站で切符を買った。台湾国鉄の電車は、特急(自強)・急行(呂光)・快速(復興)とあり、普通電車はあまり存在しない。これらは全列車指定席なので、当日でもいつでもいいので、「窓口」で切符を買う必要があるのだ。クレカの使える窓口が限定だったりもするんだが、現金なので無問題。当日分と予約分で窓口が違うのは、全台湾で共通です。

切符を買ったら今度は台南の宿を予約する。当日特攻でもよかったが、地球の歩き方に出ている宿で「日本語OK」マークがついていたので電話をかける練習がてら電話したのだが、「日本語大丈夫ですか?」と聞いたら「No」だと言いやがる。「English OK?」と聞いたら「Yes」だったので、しゃーねー、英語で予約。

人間何とかなるものである。

さて、夜の台北は最後なので夜景撮影に出陣。ついでに、初日に出会った宋さんに電話して、中正記念堂で待ち合わせをした。色々と衝撃的な話とか、比較文化論(日本人はエロイですねー)とか、もうそれは書ききれないくらいお話をして宿に戻った。ここら辺はプライベートなので内緒。

帰りは中正公園から宋さんのバイクに2ケツさせてっもらった。
台湾名物スクーターで夜の街を流せるとはおもわなんだ。これが、すげーたのしーのだよ。


★ 記述日 2005/08 某日

キップの買い方は簡単で「ノートに書いて現金と一緒に窓口提出」するだけ。

【書き方一例】
・7月8日     (当日分なら専用窓口なので不要)
・台北 → 台南  (どっからどこまで)
・自強1013 (列車番号)
・1名 (人数)
・無座席OK

時刻表がドカーンと張ってあるので、列車番号と値段はすぐ調べられる。
「無座席」というのは、席がないときは「席なし」でいいんでよろしくって意味。
これを書かないと「No seat」とか言われてつき返されちゃう

自強・呂光・復興は全席指定なのだが、「席があいていれば座ってよろしい」というルールがあるので、指定席キップを持った客が来るまでは皆さん気にせず座っている。逆に自分の席に誰か座っていても、一声かければすぐにどいてくれる。
全区間無座席でも、空き席を転々とできれば、座って移動できるんだよな。

これが時刻表と価格表。

なんだかしらねーが、この日は窓口が激コミでまいった。30分ぐらい。

頑固そうなオッサンが職員に文句言ってたけど、周りの皆様は笑ってた。
オイラは意味が分からずホゲーって感じ。

国鉄なので、職員の動きがトロイ。窓口が余っているのに開けない、後ろのオッサンは仕事してるかどーか分からん。と、昔の日本国鉄と同じ感じだね。

↑の写真で、3枚キップになっているのは、途中の区間だけ席無しだったので、3枚に分けて、最初と最後の区間は座席を取ってくれたため。

旅行者をアピールをしたから気を利かせてくれたのかもしれない。

昼飯だったかな。100元ぐらいの牛肉麺?だったよーな。

結構ヒット、うまいっす。おなじみ新光三越。

宿を予約した公衆電話。MRT台北駅構内。
左がカード式、右がコイン式。

怪しげな英語で周りからは怪訝な目で見られていたとか、いないとか。

つーかね、電話の反応悪すぎ、受話器上げても無音だし、プッシュ音はとぎれるし、呼び出し音も遅れるんだよな。ちゃんとかかってんの?とか思ったけど、繋がったのでコレが普通なんだろな。

観光写真を載せてもしゃーないので、ケーブルTV画像でも・・・
投資顧問関係のチャンネルが10個ほどあったズラ。

内容は分からんのだが、代表者の喋りっぷりがねぇ・・・。

なんちゃら波動理論とかを力説している雰囲気マンマンなのである。

チャンネルによってキャラも違うのがまたいい感じ。

一番リキ入ってたおっさん。

「この局面を逃さなければ、4倍取れること間違いなしなのであります!」(想像)

「もー、ぜってーくるって、買っとけ! イヤまじで! キィー!」(想像)

気合い入れたから当たるってモンでもないだろーに。。。

と、思いきや、若手堅実派&デイトレ一本な感じの人もいる。

「ここは、手堅く50元幅でいきましょう。はい、では、お電話を。」(想像)

どちらかというと競馬場が似合いそうな人もいるわけですよ。

「今日の大穴はコレ、一発大きくいきましょうや。」(想像)

← 予備校チャンネルから

あやや顔で「老師」ってのもねぇ。。。

実はこの先生、日によって衣装が替わります。

予備校界のアイドルなんでしょう。

かわぐちひろしもおりました まる。

なんか、ワニに食われてたよ。

夜中になると、Windowsのログアウトスクリーンセーバーが・・・

もしや放送ソースがaviとかwmvなんでしょうか。

夕方になると洗濯は毎日してました まる。

着替えは2セットしかないので、必須です。

重い荷物なんてイヤなのです。濡れてても、着て歩けばすぐ乾くし。

夕飯だったかな?の水餃子。

やはり100元コースだったような・・・

これはマジ旨いっすよ。すっかりお気に入りの新光三越。


フローラルミントの制服ハァハァ。。。

と、台湾の人が思っているかどうかですな。

エロゲー屋かエロDVD屋なんでしょう。

街中にゴミ箱がないので、皆さん勝手にゴミを捨てるんだな。

でも片づける人もいるので、翌朝にはきれーになっているんだよね。

不思議なモノです。


これが噂の宋さん。

送ってもらって帰るところを激写。

仕事帰りなので、スーツなのだな。

メットを取ると、結構ナイスガイだったりします。

民国94年 台湾旅行記 4日目(7月8日)

 台北から台南へは電車で4時間ほど。北回帰線を越えて、とうとう頭のてっぺんから太陽が降り注ぐ街へ降り立つ。

 さて道中では、自分の席に座ろうとしたら、友人同士でバラバラの指定席だったおねぇさんに、「あんた、私と席かわってーな。そうすれば私は友達と一緒に座れるのよ」(想像)みたいなことを言われ、こちらが日本語で応戦してもひるむことなく、てめぇの切符を押し付けて、「あっちでいいでしょ、お・ね・が・い」(想像)と言われたりしてみたり・・・。

 台南に着いたらついたで、ホームでぶらぶら写真撮影していたら、出口改札が終了してしまい「駅員を強引に捕まえて、「おぅ、出たいんだけどさ、頼むよブラザー、あっ?なんだ、信用してないの?ほれ、この切符で来たんだよ、ほらほら」みたいなジェスチャーで強行突破してみたり、色々と楽しい思い出を作れたりした。

* 台湾国鉄は、改札口は列車到着前後しか係員おりませんし、それ以外は閉まります。

 予約した宿「光華大飯店」にチェックイン後、屋台でお勧めといわれる店を2店ほど周り、腹を満たす。あとは台南の街をぶらついたのだが、孔子廟を見たり、公園でジーさんに混じってボーっとしたり。
 ただし台湾空軍の飛行経路になっていたようで、頭上をF-CK-1(経国)と思われる輩がバシバシ通過していたのが印象的。

台南は台湾で一番古い町(台湾の語源です)なので、街自体がちょっと古め、ただし廟が至る所にあり、古都を感じさせてくれます。


★ 記述日 2005/08 某日

台北お別れ風景。

こーみると、日本と見間違うんだけど、実際違うんだよな。

不思議なモンだ。

台北車站の地下は新幹線の工事で仮設壁だらけだったりします。

これが、台湾高鐵のマークなのでしょうかねぇ?

もうすぐ電車が来るんだけど、お姉さんは、豪快に雑誌を読んでいる・・・

あまり違和感がないので不思議です。

一応邪魔にならないように読んでいるからかも。


* 決してブラヒモが目に付いたから撮ったワケじゃないっすよ^^;

世界の車窓から 台湾西回線(山線)


車内はそれなりに綺麗です。さすが最上級グレードの「自強号」

台南到着です。どこでもホームは綺麗なんだよな。

街中は汚いのに・・・。

植木鉢はデフォルトであるらしい。
ちょっと昔の日本の駅の雰囲気マンマンですな。

はい、バックオーライ

鉄っちゃんにはこーゆー車両はたまらなかったりするのでしょうか?

E233激萌え!とか言っちゃうのでしょうか?

光華大飯店のキー。南国と同じく、205でした。
シングル680元〜なのですが、予約の時点で「890元しか空いてねーなぁ」と言われたので890元。
最低グレードでも恐らく綺麗だと思うな、ココは。

受付にいたのは予約の電話で、流暢な台湾Englishを話していた人だと思う。
いかにも、できるホテルマンって感じの人で好感が持てたずら。

でも英語喋るの早いんだよぉ。。。。

日本のビジネスホテル並みの清掃と清潔さを堅持する便所。


「度小月」の担仔麺かな。量少なめ。

ここはちょっと観光客向けになっているなぁ。

この後すぐに、「福記肉圓」の肉圓も食って1食分って感じだった。肉圓

F-CK-1(経国)と思われる機体。「F-16のようで双発」ってのが判断材料らしい。
http://www.tiheisennoame.net/aircraft/idf/idf.htmを参照してみた。

コンパクトデジなので、ピンボケボケ。A200でドアップを激写したかったよ。
「福記肉圓」メシを食っている最中に頭上をバシバシ通過したんだが
食い終わったらぱったり来なくなった。

八重山から帰ってきて、ちょっとミリオタな私。

台湾のお巡りさんもスクータがデフォルト。
パトカーもおるんだが、少数派なのねん。

150ccのエンジンを300ccに換装し、足回りをオーリンズ+ブレンボで固め
台湾市民から「白い彗星」と呼ばれるスペシャル仕様・・・

かどうかはシラねぇ。多分ノーマル。

台北の都会雰囲気とは違った駅前商店街。

雑多な雰囲気が強いっす。

さすがにスクータ王国台湾。

メットとカッパとグラブだけで店が成り立つのです。
こんな感じで各地にあるよ。

一個買ってくりゃよかったよ。

深夜徘徊していたらメシ屋が閉まってしまい、今日はコンビニメシ。
コンビニビニールは有料5元なので、「全部手に持って帰る」のが普通。
日本だったら万引きと間違えられること請け合いだな。

ビールの左がコンビニお気に入りドリンク。
蜂蜜+酢+果汁が弱った内臓に強烈に効くニクイヤツ。

リンゴ・レモン・ライムと3種類あり、便利商店には確実に存在する。

滞在中は20本位飲んだよ。夏の日本ならバカ売れしそう、間違いない。

民国94年 台湾旅行記 5日目(7月9日)

 朝飯が付くホテルなので、1Fレストランで朝食を食うところから始まる。光大飯店は観光というか、ビジネスホテルなので実は現地人ばっかり。

 古い街なので、観光名所が至る所にありそうだが、もっぱら駅前の商店街をブラブラして移動用のバックを100元で購入してみたり、怪しげなDVD屋に入ったり、海沿いの安平古堡という、古墳だが昔の要塞だかわからねぇ場所にいったりした。

 暑さのため、午後一には宿に退避したのだが、気になった映画を見たり、ゲーセンで遊んでみたりもした。最後に新光三越(台南店)のCD屋で軽くショッピングなんかをしてみたりもしたのだが、どーにもこーにも冷たいコーラが飲みたくなり、台湾での初マック体験も実施する。

 あぁ、明日は高雄へ移動するので、宿の予約と切符の手配もやってみた。2回目なので手馴れたものである。番号札制という落とし穴があったけどな・・・。宿の予約は歩き方の記述とおり日本語OKであった。でも超片言。

夜は軽く夜景撮影をしてケーブルテレビ三昧は変わらず。


★ 記述日 2005/08 某日

【でか写真】

台南駅から海方面へいくと安平古墳があるんだけど

なんか田舎の観光地って感じで、国内旅行者が多数。

じいさま方はカラオケとかしてるし、ほのぼのです。

【でか写真】

なんか有名な廟っぽいです。

興味ないので詳細不明。でも単純に綺麗よん。

【でか写真】

なんかね、お墓が至る所にあるんですよ。

沖縄の亀甲墓にクリソツです。南方ルーツで同じモノだったのかもね。

距離を考えればそう考えるのが普通でしょ。

台南駅

南国雰囲気マンマン、客引きタクシーのオッサンもやる気マンマン。

観光客顔してると間違いなく寄ってきます。

一応キップの自動販売機

殆ど使っているの見たこと無いなぁ〜

座席指定が出来ないからかも
コインとプリカしか使えないのもイタイ。

順番違うけど、安平からの帰りタクシー
台北でも台南でも5〜6回タクシーは使いましたが、市内移動なら最大130元程度だよ。
初乗り70元(約250円)で5元カウントアップ。
複数で移動するなら激安間違いなし。

とにかく親切な人が多いっつーか、歩き方を見せて場所を指定するんだけど
止まってから建物を指さして「あれだ!分かるか オィ」と毎回言われた。

日本語が分かる人は、日本語で話しかけてくるよ、間違いない。

ちなみに流しのタクシーで、車体が綺麗なヤツを捕まえれば
ほぼボラれんらしい。

台湾のエルビスはエアコンを弾くらしい。

台湾には電柱がないんだよなぁ〜。

なので、日本で電柱の上に付いている電圧トランスは
地面にどーんと置いてあります。

車で特攻すると周辺地域が停電とかするかもな。

さわるとたまに熱くてビクーリする。

えーっとね、昼飯。「自助餐」タイプの典型的なヤツ。

ここは50元均一で、メシにのせるおかずを4品載せるパターンだった。

普通に旨いです。

当然こんなとこには地元の人しかいないよ。

【でか写真】

↑のメシ屋前から。

ちょー台湾だぜ、ひょー。

「劇場版イニシャルD(実写)」アジア先行公開、日本2005年9月公開
を見てから夕飯。

「なべやき」ちょうちんで、隣が「reebok」なワケで、一体どこだ?って感じですな。

この店は繁盛していることからも「旨い店」なんですよ。
歩道(軒先)に並んだテーブルで、地元民と混ざりながらメシ喰ってました。

右隣がカップル、対面〜左隣がファミリーって感じ。
みんなして、ズルズル、ブハーブハーって感じ。

隣の兄弟は、「おぃ、エビ揚げくれよ」「あんだよ、ヤダヨ、やんねーよ」(想像)とか会話してた。

これが妙に旨かった鍋麺。

ソー麺?みたいなヤツに、エビ揚げと半熟卵と野菜って感じ。

超熱々です。確か50元。

暇だったので、映画館併設のゲーセンで遊んでみた。

日本では懐かしくなったDDR(ダンスダンスレボリューション)があったので遊んでみようと思ったのだが、コイン投入口に「請入代貨3枚」とか書いてあるの。

一瞬「?」だったけど気が付いた。台湾ゲーセンは全てメダル(代貨)で遊ぶんですね。 ここではメダル一枚2.5元レートだけど、場所によって違うみたい。

また日本でおなじみコイン落としゲームもあって、こちらは落としたコイン1枚に付、レシートみたいなのが1枚出てくる。足下からニュニュニュニュゥゥゥ〜と連票で出てくるので、一瞬焦るのだが、コレも解決。どーやら、このカードの枚数により景品がGET出来るらしい。↑の写真はその景品のショーケース。パチンコと同じだな。(現金にはならんけど)

花蓮のゲーセンでも同じシステムだったので、全台湾的にこうなんだと思う。

で、これがその連票カード。ゲーセンによりデザインが違うし
実は1枚毎にシリアル番号も入っているので、偽造はチョット難しそう。

4000枚くらい出すと、炊飯器とかと替えられる。

mp3プレーヤーとか、TVとかもあって、賞品はの充実度は相当なもんだ。

日本でやったら、間違いなく流行ると思うよ。

かるーくやってみたら、60枚ぐらいになったので
最低枚数の景品に替えてみた。可愛らしい「修正液」である。

黄色いのは台湾で吸っていたタバコ。安いんだよな

35元だったかな? マイルドセブンは50元だった気がする。

帰りに新光三越(台南店)でショッピング。

ラインマーカーが欲しくて立ち寄ったのだが、たかだが30元のために、袋とレシートと、お買いあげ明細(?)を出してもらってスマンって感じ。

ちなみに、台湾のレシート(右はじ)は「宝くじ」なので、シリアル番号が入っている。

当然全部保存してあるさ。2ヶ月に1回抽選で一等はぬぁんと200万元(750万円)だと!

外国人でも問題ないらしい、9/25が楽しみだぜ、フフフフ。

で、帰ろうかと思ったらCD屋で見つけてしまいました。水蜜桃姐姐。

つーか、この時点では名前を知らずに、「ケーブルTVでよくみるなー」程度の認識だったので ほんとに本人かどうかは分からなかったのだ。


民国94年 台湾旅行記 6日目(7月10日)

 本日は台南から高雄へ移動。ほとんど隣の都市なので、自強でも呂光でも復興でも時間はあまり変わらない。その割に値段がずいぶんと違うので、一番安い復興で切符をゲットしていた。(復興101 台南11:58 → 高雄12:38 69元)

 が、ここで問題発生。台南駅コンコースに到着するとやたらと人が多い、で電光掲示板に怪しげな表示が・・・電光掲示板には次の電車の発車案内が表示されているのだが、すでに1時間前に発車しているはずの電車が表示されており、「本次車晩100分」とか出てやがんの。 1時間前に発車すべき列車が100分遅れになっています、とカンが鋭くなくても理解できてしまいショボーンである。

 日本に帰ってきてから確認したが、原因は車両故障のようである。でも台湾の電車は長距離電車ばかりなので、一本の電車が遅れると、後続の列車も引きづられて遅れてしまうみたいだ。なので、適当に来た復興号に無座席で乗ってしまうことにした。指定席でGETしてあったが、無座席も指定も値段は一緒なので、損も得もない。待ってる時間があほらしいのだ。
ただ、無座席のおかげでGETできた台湾国鉄のトリビアが一つ・・・

手動ドアの車両ならば、デッキでタバコが吸えるらしい(黙認)


★ 記述日 2005/08 某日

走行中でも空いてしまう手動ドア。

立て付けが悪くて、駅についても外から開かないこともある。コツがあるんだよな。駅間隔が長いので、結構な勢いで飛ばすんだけど、半身を乗り出すと楽すぃーんだよな。

調子に乗りすぎると鉄柱攻撃で昇天するので、自己責任でドゾー。

日曜日の復興号ということで、高雄に向かう中・高校生もたくさんデッキにいたのだが、混ざって遊んでた私。最初は日本人だと分からなかったようで、日本語でゴチャゴチャ話したら、「なんだ、おまえ日本人なの?」みたいな顔されちゃったよ。

フルオープンにして、タバコ吸うオッサンとか結構いたな。

高雄駅 乗ってきた復興号。自強に比べると車体がボロイっす。

高雄も駅舎が新しいので、あまり趣はない。

高雄は「たかお」ですが、現地では「カオシュン」とか「ガオシュン」と読みます。

高雄の宿は高雄車站から徒歩10分の新源大旅館。

定価500元だけど、日本人は1割引で450元になる。歩き方にも出ている。日本人が多く来るようで、片言日本語OK、ついでに宿説明も日本語の説明紙がある。非常にわかりやすい。完全シングルルーム(共用なし)で、安い、日本語OK、清潔さから考えると超お勧め。

写真は部屋風呂。

今時石タイル張りの風呂に入れるとは思わなかったよ。
すり鉢状になっていて、入りにくいことこの上なし(w

この宿では1日150元でチャリンコが借りられる。これはヒット。

サドルがボルト固定で調整できなかったり(盗難対策か?)、ペダルが曲がっていたり、錆びついていたりと、非常に台湾クオリティだが、MTBなのでよしとする。道の悪い台湾ではMTB必須。

* 台湾クォリティー = 見かけは悪いが、機能的には問題ないこと

* 韓国クォリティー = 見かけはよいが、機能的に問題があること

* 中国クォリティー = 見かけも悪いし、機能的にも問題があること

早速借りて高雄の町を散策すしてみた。

下見がてら街中を走り回る。徒歩だと絶対に来られない愛河。

遠くに東帝士85大樓がみえるのは、高雄のお約束。超高層はこれくらいしか無いからねぇ。。。

台湾ではチャリンコはスクーターに混ざって爆走するんだが、つくづくチャリンコが道路交通法上の車両であることを自覚させてくれる。

日本だとチャリ=歩行者かもしれんが、台湾でその感覚はやばい。

つーかチャリンコで左側通行とかやってると、かなり危険。(台湾は右側通行の国)車・バイクに混ざって走ったほうが遥かに安全で走りやすい。

日本の中高生だったら、あっさり轢かれる雰囲気マンマン。

ここでは空気の読めぬヤツは道を走る資格無し。

「台湾人の運転は荒い」と言うけれど、車・バイク・チャリ・歩行者が相互に空気を読みあって、絶妙な交通バランスを保っているとオモフ。市内走行の平均速度は思ったより遅いしね。

信号無視は日常茶飯事だけど、危険な無視はあまりやらない。歩行者は車がよけられるように道を横切るし、横断する歩行者の動きを読んで、バイクは歩行者の横をすり抜ける。

皆きょろきょろ振り向いて、安全確認はちゃんとやってる。

日本のようにウィンカー出したから確認もせず進路変更とか絶対にしない。
まぁ、ウィンカー自体あまり出さないんだけどね。

4人乗りのスクータを激写。時速10km位で走行中。見事です。後ろの二人は読書に没頭。

地下道の落書き

そのうち読めるようになりたいなぁ・・・

超政治的で物騒なメッセージぽいけど分かんないから載せちゃう。


フィギア屋

日本とかわんねーな。

これが噂の台湾ドリンク屋台デフォルトの容器。

お気に入りの「蜜茶」(ミーチャァー)

フタがフィルムパウチなので、逆さにしてもこぼれません。

飲むときはストローぶっ刺してね

夕飯の自助餐タイプのメシ屋

ここは「メシ+メインディッシュ」が数タイプあって

残りの3品を選ぶタイプ。 確か50元

そのメシ屋、大手資本が入っているようで、小綺麗だなここは。

夜は夜景散策したのだが、愛河のほとりでは縁日(夜市じゃないよ)っぽいことをやっていた。

だらだらと歩いてみる。


夜店とか、市民音楽祭とか ・・・。優雅な街ですねぇ・・・

夜景撮影中の一コマ。横のままで失礼。

台湾は関係ないけど、三脚使い方講座。

こーゆー使い方をするケースは多々ございます。

足を全て伸ばして道路側に置くと、欄干が写っちゃうのでこーしてる。

民国94年 台湾旅行記 7日目(7月11日)

 高雄の町は広い、現在の新站から南へ一直線に大通りが走り、海まで行くと東帝士85大婁が建っている新商業地域っぽい場所に出る。今日は、海側の旗津半島観光をすることにした。半島といっても港湾工事で陸続きではなくなってしまった半島なので「渡し舟」を利用する。橋もあるけど、遠いんだよな。

ここは海と山と遺跡があり、対岸に都市が見渡せる物静かな場所で、三浦半島みたいな感じ。
日差しは強く腕が焦げた・・・
半島回りを終えたら、一応明日の電車切符もゲット。明日は台東を通過して花蓮へ行く。
(自強2051 高雄 9:08 → 台東 11:19 364元 無座席)
宿は当日直接特攻だ。高雄→花蓮へは直行列車がないので、台東から先は、到着してから買わなきゃあかん。

夜は東帝士85大婁展望台へ100元払って上ってみる。

 夜はケーブルTVを見て過ごす。漁業権で台湾と日本が少々もめているようだが、それよりASEAN/中国と南沙諸島を巡るバトルとか、マジでやばい台湾海峡問題とかのほうがウェートとしては大きいらしい

。知られていないかもしれないが、尖閣諸島については台湾も領有権を主張しているのだが、どちらかというと「あそこを北京に取られると洒落にならんのよね。」といったこともあり、日本がガッチリ決めて漁業権をシェアすりゃ台湾的にも問題ないのでは?なんて思ったりもした。


★ 記述日 2005/08 某日

地元の皆さんもバイクでガンガン利用する「旗津フェリー」。

10分毎に出港していて、完全に地元の足。

人間10元、チャリンコ5元、バイク10元とお手軽価格が嬉しいのだが、釣りをくれないので小銭を用意すること。

行きはよく分からなくて、20元(70円)払っちゃったよ。
本当は人(10)+チャリ(5)=15元

チケットとかなくて、船に乗るときに入り口の賽銭箱に代金を放り込めばよし。
つーか、最初よく分かんなくて、1便ずらして、乗り込み風景を観察して判明した次第

乗り込んだらすぐに出航です。

10分も経たず到着するので、皆さんバイクに跨ったままです。

この後もドンドン乗ってきて、最終的には満員だったな。

もー、ギッチリ詰め込めるだけ乗せるってとこだな。

さて、旗津半島側の船着き場です。

ここは高雄の観光地なので、輪タクがお出迎えです。オイラはチャリンコ持参なので使わないけどね。

200元位で辺りをウロウロしてくれるそうです。(歩き方を嫁)

半島には小高い丘のような山があるので、登ってみました。10分ぐらいで登れます。
写真は途中出くわした落書き。

なんつーかな、台湾の落書きはメッセージ性が強いですね。
無駄にアルファベットを使わないのも格好いいかも。


丘から眺める高雄港。

やっぱりというか、東帝士85大樓がシンボルタワーなんだよな。ここは。

台湾最大の港湾都市なだけあり、フェリーやタンカーがわんさかおるで

↑の反対側は、当然外海なわけで、波も高め。

一気に海水浴場の雰囲気満々です。


丘の頂上は「旧高雄砲台設跡」でして

まぁ、普通にデートしてるカポーなんかもおるわけで

なんかチョット寂しいわけですよ。

でも台湾だと、カポーが微笑ましくて、バカポーはおらんし

まぁイイカなんて思ったりもするわけですよ。  

さて帰ろうか。やっぱり船で帰ります。

ドイツ軍みたいなおじさんが乗り込む風景。

宿に帰る途中に見つけたVOWネタ。

使い方は間違っていないんだけどねぇ・・・

イタタタタタです。

でも「日本原宿」って書くとなんか新鮮だよねと思ったりも・・・

よくあるメシ屋の風景。

なんつーかな、あまり片づけません。

しばらく放置されていることも間々ございます。

でもあまり違和感はありません、これが普通なので。

なお、食い物を残す傾向もありますです

ぉい、その唐揚げ俺に寄越せっつーの

夜も自転車で走り回りました。

直射日光が無く、風も涼しくなるので非常に快適です

道路の真ん中を正々堂々と走っていると、左右から勝手に皆さん抜いていってくれます。

クラックションを鳴らすような真似はいたしませんがな。

車の邪魔をせず、バイクレーンのど真ん中を真っ直ぐ走りましょう。

進路変更、右左折の際に安全確認を行えば、問題なしです。

つーわけで、殺人光線にやられた腕。

チャリ・バイクでは日差し対策が重要です。

台湾の女性はスクーターに乗るにもかかわらず美白な方が多いです。なんでかっつーと、長袖・手袋・マスク・サングラスと完全装備だからなんだよね。

台湾では日サロで金払ってまで焼くようなギャルはおりません。

基本的に日本文化は全部Welcomeなのですが、唯一といっていいほど拒絶したのが「ガングロ」なんだと。 宋さん曰く「あれは、すごーく醜いねぇ、汚いよマジデ。まだ日本にはいるのですか?」だってさ。 台湾人の美的感覚の方が洗練されているようですな。

たまにゃケーブルTVでも。

サウスパーク 中文字幕付。

台湾でもやってんだねぇ・・・

ビリヤード番組らしいんだけどさぁ・・・・

このコスで前屈みになるとですねぇ・・・・

まーきわどいんですわ・・・

試合自体は、おねぇさん対決で、相当マジな雰囲気満々なんだけどさ

相手もヒラヒラキャミとかでビリヤードってるんで

なんだかなーって感じ。

セクシー系ハスラーってのが主流なんですかね?

ナマ水蜜桃姐姐じゃ!

つーか、実は毎晩見ていたりする。

民国94年 台湾旅行記 8日目(7月12日)

 花蓮へ出発する。今日はダイア正常で、高雄〜台東は定刻11:30頃到着した。台東からの花蓮往きは13:00発の自強1056(355元)なので1:30待ちとなった。でもあんまり長い感じがしないんだよな、不思議なもんである。

でっ、なんだかんだで花蓮へ到着するのだが、花蓮車站は新站なので、駅前はあまり栄えていない。つーか、台湾だと新駅を街の郊外に平気で作ったりするのはなんでだろ?と疑問に思うのだが、あまり深く考えない国民性ゆへか?と勝手に納得してみる。

花蓮の定番安宿は歩き方にも出ている、「金龍大旅社:700元」なのだが、これは旧站前にあるんだな。なので旧市街までバスで移動しようかと思ったのだが・・・

タクシー乗り場で民宿のおばちゃんにポン引かれた。

 日本語が達者な本省系のおばちゃんで、「去年できたばかり、とーっても綺麗ねー。通常は1200元ね、でも日本人なら1000元でイイよー」とのこと。(原文そのまま)

 むー、これもなんかの記念だ。1000元は正直高いのだが、歩き方にも出ていない宿なので、よい体験だろうと話に乗ってみた。車に乗って約10分で到着、宿は旧市外とは逆方面に存在するため、周辺は栄えておらぬのだが、宿の内装はぶっちぎりで綺麗。かつ宿の名前が「日の出旅館」とマンマ日本チック。その理由は後ほど判明する。ここなら多分日本でも十分やっていけるな。

さて旧市街にお出かけして夜も更けた頃宿に戻るとフロント前で宴会が催されていた ・・・。自称ヒモのおっさん、会社辞めたパッカー、産婦人科の旅行者(この3名は日本人)、ヒモの友達の中国人、おいらをポン引いたおばちゃん(台湾人)・・・。ここは一体どこなんだ?オィ

まぁ、色々話はしたのだが、とりあえず以下の事項が判明したのでご報告。

・おばちゃんはタクシーの運ちゃんだった
・ヒモは某メーカーの日本人SEだった。
・ヒモはSE時代に台南に駐在しており、当時から花連に遊びにきていた
・遊びにきているときにおばちゃんと知り合って、それ以来の付き合いらしい(当時は二人とも若かった・・・)
・よってヒモといっているが現在はおばちゃんの旦那らしい

つーわけで、おっさんが脱サラして台湾へ移住、貯めた銭でおばちゃんと旅館をやっていると考えられる。
こーゆー人生もアリなんだねってチョット思った。


★ 記述日 2005/08 某日

高雄ともお別れ。駅前は激しく工事中のため、仮設歩道を歩く私。

駅舎自体が、100mくらい離れて新しくなっています。

旧駅舎は観光名所になっているようなのですが
工事の関係で出入り口が分からず見ていません。

この電車に乗るワケじゃないんですが、絵になるので激写。

にしても、台湾の月台(プラットフォーム)は低いですな。

車両の入り口には階段がついているんだよね。

一度も乗りませんでしたが、普通列車の車内。

もー、昭和30年代満々ってかんじ。

冷気平快ってヤツですかね。モノによっては冷房も無い模様。

ここ数年で絶滅が危惧されているようです。

今日の自強号は車体中央部分にドーム状の仕切りらしきモノがあります。

意味は不明。

あぁそれと、自強の場合車内販売があります。

今日は恰幅のイイおねぇさんが売りに来ていました。

細身のおねぇさんの場合もあります。

携帯電話で話すの図。

台湾は基本的に車内での携帯電話通話OKなので、あっちでピピピ、こっちでプププって感じで、呼び出し音鳴りまくりです。マナーモードという概念はありません。着メロもまだまだ普及途中といったかんじです。

ただ、周りに響くハイトーンボイスで絶叫する方は少なく、比較的気になりませんでした。 まぁ、言語が分からないので、単なる音としてしか聞こえなかったからかもしれませんがね。

デザインは小型のストレートが一般的で、日本のように3Gへ移行して機能てんこ盛りになり、巨大化したモノを見慣れた私としては結構新鮮。mp3プレーヤーとして使う人も多いようで、台湾チックなデザインの筐体をネックストラップでぶら下げているおねぇさんとか結構いましたね。

ブランドシェアは NOKIA>Ericsson>LG>Samsung>Motorolaって感じかな。
液晶でおなじみBenQやPCマザーで有名なASUSも携帯作ってます(OEMかもしれんが)。 日本製だとNEC/HITACHI/PANASONICが少々ある模様。

台湾国鉄南回線の車窓から

台東車站は新站(新駅)なので、駅舎はきれいなんだけど、駅前にはマジでなーんもない。

乗り継ぎに1:30あるので、腹ごなしに弁当を買い、屋台で西瓜ジュースを買ったが、こいつは甘すぎで飲みきれなかった。昼時なので皆さん駅前で弁当やら屋台メシを食います。

犬がフラフラしているのは台湾デフォルト。

吠えないし、走らないし、ダラダラうろついています。

台湾東部は「台湾原住民」のエリアなので、住民の過半数が南方系の顔立ちであり、アジアな感じがしない。

ポリネシアとかミクロネシアの雰囲気だなココは。

屋台のおねぇちゃんもやっぱり南方系なんだが、綺麗な人は恐ろしく美しい雰囲気マンマンである。

台東からも自強号に乗ったのだが、こいつは手動ドアだった・・・

無座席になったので、黄昏れながらタバコを吸う私・・・じゃない。

写真は知らないオッサン。

まぁ、同じような感じで一服するわけですよ。

花蓮市内をうろついてみました。

地方都市の気配満々なのですが、焼却炉なんだか、廟なんだかよく分からない建造物を発見したので激写してみました。

なんかイパーイあったので激写。

旧市街までは車で送ってもらった(15分くらい)、その後自由行動。 ぶらぶらしながら「液香扁食店」で名物ワンタンを食ったり、「来成拝骨麺」でその名も拝骨麺を食ったり、ゲーセンで遊んだりしていたのだが、旧站跡地で京劇お祭りがあるとのことなので、19:30頃移動してみた。

アイス食ったり、ジュース飲んだり、写真を撮ったりしながら、「京劇」生ライブを2時間堪能し宿に戻り始めたのだが、タクシーが通りかからず田舎の夜道を1時間ほどテクテク歩く羽目になった。

京劇の写真は夜景編にアップしたヤツです。

←液香扁食店の店内で、ひたすらワンタンを作る人たち。

っで、これが液香扁食店ですわ。

ここのワンタンは確かに旨いと思う。

量が少なめかもしれないので、2個くらい頼んでもよいかも。

「来成拝骨麺」で店内の様子でも・・・

と思ったらおねぇちゃんしか写りませんでした。

台湾女性は、一人で黙々とメシを食うのが普通です。

* いろいろな属性にビビビときたので激写したわけじゃないので悪しからず。

京劇の旗。

イラストにやや誇張ありだけど、かっちょいーですね。

羽が生えていたり、角があったり、もーガンダムですか?って感じ

最後に宿のお部屋でも。

なんか田舎のペンションみたいな内装なんだけど、ぶっちぎりで綺麗です。 風呂はシャワーのみだけど、むっちゃ広いし、全ての装備品が新しいずら。

民国94年 台湾旅行記 9日目(7月13日)

 花連は1日で離れることにした、今日は台北に戻るのだ。花蓮と言えば「太魯閣(タロコ)渓谷!」というほどの名所があるのだが、あえて行かぬことにした。ちなみに、日の出旅館に泊まると、おっちゃんかおばちゃんがツアー(有料らしい)で連れて行ってくれるらしい。しきりに薦めていたもんな(結構本気でお勧めらしい)。  おばちゃんに駅まで送ってもらい、切符を調達する。花蓮駅の裏口につけてもらったのだが、切符の自動販売機がぶっ壊れていたり、販売窓口が1個しか開いていなかったため、長蛇の列だったのがちょい誤算。でもとりあえず台北への電車には乗れたのでよし。呂光48 花蓮 11:15 → 台北 14:11 (343元)

あぁ、てなわけで戻ってまいりましたよ台北へ。懐かしいわぁ〜。

と、感慨にふけっていたら、台北駅到着直前に隣席のおじいさんが話し掛けてきた。当然私は日本語で対応するわけだが、それを聞いたじい様、一瞬考えてから曰く「あなたは日本人ですか?」。うーむ、65歳以上だと日本語OKというのは本当なんだな・・・。

 久しぶりに日本語で興奮しちゃったのか、「台湾なら新高山へいくといいぞ」とか「私は小学校3年生までは国民学校でした」とか「民国74年から85年までに、台湾は経済成長したんだが、最近の台湾は・・・」とか嘆いてみたりと、非常に美しい日本語でマシンガントークを披露してくれた。日本時代はよかったのだよ、美しい時代でした、というのがおじいちゃんの主張なのだが、いまの日本を見たら落胆させてしまうだろうな・・・とも正直思った。

* 新高山 = ニイタカヤマ = 現在の玉山
* 「ニイタカヤマノボレ」でおなじみの山。日本統治時代は、富士山を抜き日本最高峰の山でした。当然台湾最高峰でもあります。

とうわけで、予定の宿へ直撃。歩き方にも出ている「ホタル学生宿舎」。(説明は後述)
カナリ衝撃的なシャワーが印象的な宿だ。

 宿で落ち着いたら外出開始。まずは銭が足りなくなったので、4000元ほどキャッシング。私が唯一持っているセゾンVISAカードは、国際キャッシングの「Plus」対応なので、マークのあるATMなら現地通貨でキャッシング可能。使い方は歩き方でも読んで学習してくれ。

 台湾でゼニを扱う方法としては、トラベラーズチェックとか、現ナマ両替とか、自分の口座から現地通貨で引き出しとか色々方法はあるのだが、ATMで国際キャッシングが一番楽勝かも。レートも悪くないし手数料も発生しない(ただしキャッシングなので通常の利息が発生するよ)。

 あとは行き付けとなった、新光三越BF1のコーヒー屋でマターリしたり、靴がぶっ壊れたので台湾MUJIでサンダル購入したり、CD屋購入したりした。夜は総統府付近をウロウロしてみた。衛兵にちょっと怒られたのが印象的。


★ 記述日 2005/08 某日

どっからドー見ても日本の民宿としか思えぬ入口。

歩き方にも出ていないし、ネットでも情報が無いので宣伝しといたろ。

日の出旅館(おっちゃんもおばちゃんも日本語OK、つーかオッサンは日本人)
・花蓮市中央路三段192号
・03-851-4738
・http://www.hua-lien.com/sun/

全然関係ないけど、花蓮駅の待合室の椅子に描いてあった絵。

小学生でこのセンス・・・ハッキリ言って真似できない。

かっこよすぎる マジデ。

暴走族追放ポスターのコンテストで入選したらしいですな

全然書いておりませんでしたが、花蓮は大理石が特産です。

なので、駅舎の造りは台湾でも相当気合いの入っておりまして 総大理石造りとなっておりますです

太魯閣渓谷も大理石かなんかが、自然浸食された地形だったよーな気がする

台湾国鉄東回線の車窓から

さてさて、台北に近づいて参りました。

基隆(キールン)は過ぎたぜ!

で、台北車站の便所です。

男性でないとピンと来ないかもね。

まぁ、どこの国でも同じようなコト書いてあるんだなーと感心した一コマ。

「ホタル学生宿舎」は名前の通り学生向け安宿600元。

2段ベットの相部屋なのだが、混まない限り一人一部屋。

ただしエアコンがないので夏はお勧めできない。

門限の23:00には鉄格子の扉がロックされちゃうよ。

(歩き方には門限無しとあるが、あります!)

ここはおばちゃん(おばぁちゃん?)が一人で切り盛りしているんだが、凄くかわいらしい人だったりする。 マジデ年齢不詳。旦那が日本人であったため、日本語は相当達者である。

物騒なヤツが入ってくるのを阻止するため、宿への階段途中に鉄格子の扉。

で、宿の入り口にも別の鉄格子扉とセキュリティーはある意味最強。

なので、部屋のやつと合わせて、3つの鍵を渡されます。

なお宿は5Fにあるため、廊下の窓からの風景はこんな感じ。

さぁ、お待ちかね設備紹介です。

まずは洗面台。窓を取っ払って流しを強制的に付けてあります。

赤煉瓦は隣のビル、向かいの白壁は更に別のビルなので、
正直なにがドー繋がっているのかサパーリ分かりません。

台湾建築の神髄ここにあり

流しの向こうを覗き込むとこんなかんじ。

えぇ、ココは5Fですからねぇ・・・歯ブラシとか落とす分にはいいんですが
自分が落ちるとシャレにならんね。

つーか、もうどうなってるのコノ建物。

壁に穴開けて後付の窓が超COOLだねぇ・・・

流しから乗り出して他の建物を見てみました。

LEGOのブロックですか?

これでも台北車站から徒歩5分、新光三越から徒歩2分の場所です。

ある意味期待した風景が堪能できて満足かもな。

で、コレが一押しのシャワールーム。

ここは便所じゃありません、便所は隣にあるんですが、違いはシャワーがあるか無いかだけ・・・なんだよな(w。

一応シャワールームも便所としての機能が生きているので、シャワー浴びながらクソしたりも可能です。

洗い場が無いので、色々と試行錯誤してみたのですが、やはりと言うか便器を跨いだ状態でシャワーを浴びるのが一番快適でした(ワラ

* 究極のユニットバスかも

買いあさったCD。他にも野郎モノも数枚あるんですが

ほとんどジャケ買いですな

夕飯で食った肉炒め焼きそば、胡椒風味です。

かなり微妙なお味。

民国94年 台湾旅行記 10日目(7月14日)

明日は昼前には空港に向かうので、今日が実質の最終日。
あまり観光っぽいことをやっていないので、台北の名所めぐりをすることにした。

・本屋
・西門町
・光華市場
・士林の夜市

ここは全て写真コメントでドゾー


★ 記述日 2005/08 某日

まず24時間やっている本屋へ行ってみる。MRT板南線で忠孝敦化下車すぐ。

「誠品書店」というのだが、ここがすごいんだわ、24H営業は伊達じゃない。ビル丸ごと本屋って感じで、台湾人向けの日本語教材とかを興味深く読ませていただいたのもそうなのだが、皆さん平気で座り読みしているのがスゴイ。しかも床に・・・

中には昼寝をしている人も。

←セレブなおねぇさまも床座りがデフォルト

全然関係ないけど、ASUSの携帯が1Fのショールームにあったので激写。


次に西門町へ行ってみる、MRT板南線で西門町下車。

日本で言えば渋谷に該当する街で、日本大好きな小中学生が集まるご様子。

「台北のオタクビル」なる、「萬年商業大婁」が歩き方で紹介されていたのだが、正直秋葉の方がディープだ。つーか、昼頃行ったけど、半分くらいの店が開いていない。台湾時間だな。

移動中のMRT車内。なにげに紹介してなかったので・・・

車内は飲食喫煙厳禁なため、非常に綺麗。

街中がゴミ箱状態なのに比較するとオモシロヒ。

椅子はプラスチックベンチなんだが、長時間乗るモノではないので 問題ないと思う。

L字の椅子配列は日本だとないよね。でもMRT車両は全てコレ。

ラッシュ時はそれなりに混むんだよね。

お次が光華市場、MRT板南線の忠孝新生下車。

台湾の秋葉原としてその筋では有名なんだが、相当ディープだったのは過去の話で、最近では怪しさの抜けた秋葉原って感じ。台北市当局の浄化作戦が功を奏したようである。

ちなみに、忠孝新生駅から光華市場へ行く途中に台北科技大があるため、理系の地味萌え系ギャルが観察できるとか出来ないとか・・・。

←陸橋の下が「光華市場」、前方のギャル2名は大学に入って逝ったズラ。

光華市場脇のメシ屋で、ソー麺にアサリが載ったようなやつ喰ったっす。

屋台はお持ち帰りでなく、店舗の奥で喰うのがよいですね。

・おまけ

台北市内は昼頃からゴミが散乱し始めます。

不思議なことに翌朝には綺麗になっていたりする

・おまけ

チェーン系のドリンク屋台。(ここは店舗だけどな)

メニューが多すぎてワケわかんねーです。

・おまけ

国父記念館(国父なので、蒋介石でなく孫文の記念館です)

左右の白制服の衛兵は人形じゃないです。

衛兵交代式はここでも見られますが、中正記念堂とか忠烈祠とかの方が有名らしいですね。 客が少ない分、目の前で見られるんだよね。3m程度の位置から激写できます。

でも近づきすぎると監視役の教官にぶっ飛ばされる雰囲気もあるので注意。

・おまけ

国父記念堂付近の裏路地に入り込んでみました。

押井守の世界観がリアルになったような場所がそこかしこにあります。
つーか、本人は日本統治時代の台湾育ちだったんだっけ?

・おまけ

台北101と街

夜は士林の夜市へGO!

日本人観光客の定番観光コースとなっている夜市なので、竹下通りに台湾屋台が密集しているような雰囲気になっている。完全に観光地であり、屋台の値段もちょっと高め。しかもあちこちで日本からのツアーババアが買い物している様子が見て取れる。これは萎え。

スリが多いそうだが、これだけターゲットが多ければ納得だな。一発で日本人だって分かるもん。

台湾(特に夜市)で財布出して買い物しているのは素人(日本人は大体コレ)
10日間を通じて、財布を使っている台湾人は見なかったな。

台湾ではポケットに裸ゼニが粋ってもんですよ。

←市周辺の交差点にて

なんつーかな、韓風整形っつーの?

マジデ流行ってるのかね?

1年後に後悔しないようにね・・・

夜市の帰りに、MRT淡水線・民権西路で下車。

民権西路・民権東路・中山北路がぶつかるあたりは、結婚式写真屋が密集しているようです。 どこのお店にも、「こんな写真撮れるけどどうよ?」みたいなサンプルが並んでいます。

結婚写真に凝るのが普通なんでしょうかね。

民国94年 台湾旅行記 11日目(7月15日)

今日はもう帰るだけである。

最後のメシをYMCA前の肉まんでバッチリ決めて、昼前に台北車站の国光客運リムジンバスへ乗り込む。来るときとバス会社を替えようと思ったが、遅れるとシャレにならぬので無難に国光客運で行く。

途中あちらこちらバス停に止まったが、時間通り12:40頃、中正機場第二ターミナルへ到着し、台湾を後にするのであった。

あぁ、きょうも青空が綺麗だね・・・

また来るよ、goodby台湾


* 台北の風景をでか写真でリアルにドゾー 解説文は台湾知識のおまけ。関係ないのも多いっす。


★ 記述日 2005/08 某日

 台湾には「歩道」という概念はあまり無いらしい。都市部や商店街でビルや家が建ち並ぶ場合、道路ギリギリまで利用するのが普通。容積率なんて概念はココには存在しないようだ。ギリギリまでビルが建ち並ぶお陰で、日本とは違った圧迫感を醸し出したりするのだが、個人的には密度の高さはスキだな。

 ただし、歩道はないけど、道路側の1Fは「くりぬかれている」ようになっており、人が通行するには支障はないのだ。写真だと木に隠れて分かりにくいが、人が通行しているのはビルの1F部分であり、日本のアーケードのように「作られた屋根」ではないので注意。道路際の支柱の太さを見ればわかりやすいか。

手前側のトタン壁はビルが取り壊されているため、結果として屋根の部分が無くなっているワケだ。

道路ギリギリまでの建物と、道に飛び出した看板にスクータが彩りを添えて、独特の遠近感を生み出す。

さて、歩道が無いことで「まちじゅう日陰だらけ」になるのが台湾のよいところだ。まぁ、歩道でないので、「建物毎に通路の高さが微妙に異なり、段差だらけなのはご愛敬。「何だ台湾は車いすに優しくないな、バリアフリーとは程遠いな」なんて思った貴方は、エセヒューマニスト。

台湾だと、足の不自由な人はスクータを3輪改造(トライク化)して、普通に道路を走っているんだよ。 わざわざ狭苦しい歩道なんかを通る必要なんかないんだよな。

車いすよりよっぽと行動範囲が広がってよろしいんじゃないかな。道路側から声かければ、店員が商品は持ってきてくれそうな距離だしな。


二二八公園付近から台北車站方面を望む。

駅前繁華街を抜けると、銀行街とオフィス街になっている。

やはり1F通路は同じ。太陽高度が高いため、人が活動する時間帯はほぼ日陰になるので、街を歩く限り太陽に照らされることは少ない。

↑道路の反対側

台北車站前の「新光三越」ビル。市街市唯一の超高層建物。

夜景しかのせていなかったが、昼間だと印象が違うっすね。

音楽関係の活動は盛んみたい。

ただし、「バンドやろうぜ!」みたいなノリじゃなくて

学校の音系部活の発表会が多いみたい

一度も入らなかったけど台湾スタバ

「素多亜歯楠」とかになっているかと思いきや

英語表示だったのが残念

初日の宿、「南国大飯店」。

改めて眺めると、外装と内装が一致しすぎだったな。

全家便利商店が隣にある、と言ってしまったが、実は南国の1Fがファミマなんだよな。オイラの部屋は丁度2Fだったので、多分ファミマの上で寝ていたんだな。

さんざん世話になった、新光三越百貨店。

日本じゃ三越なんて全く行かないけど、ここでは世話になりっぱなしです。

奥にみえるドーム屋根が、二二八記念公園ね。

(夜になるとハッテン場になるんだと マジデ)

昼間の台北車站。

新光三越前から地下街に入れるので、人はまばら。

夏休みに入ったのか、リアル厨房の姿もちらほら。

振り向くとそこは「バス停」

なんとも貧弱なのだが、これが台湾スタンダード。鉄パイプに看板1枚。

路線が複雑すぎて1度も乗れませんでしたが・・・


外省系のおねぇちゃんは、手足が長くて細すぎ・・・

CDを買いあさった、「大衆唱片」

50m隣に「光南」もある。両店は台北における音楽系ディスカウントの双璧。

再販制度が存在しないため、売れないCDは大幅プライスダウンが普通。つーか、新品でも店によって値段が違うし、日本アーティストモノも1400円前後なので、初めから安いんだよな。

通常のCDは200元台〜400元台なのだが、「絶版CDは69元、3つなら199元でっせセール」の真っ最中。 69元=250円位と、もう投げ売り状態。あぁ、当然アルバムだからな。

ジャンルは国語・台語・日語・洋楽で分かれることが多い。日本モノだけで1ジャンルになるように、こちらでは日本音楽はブームではなく、完全に定着しているんだなーと思った。

韓流も少々あるんだが、サッサと終わってくれ。

帰りのバスのなかー1

道路標識の色分けとか、国道マークは日本と同じなんだよね。

あぁ、それと全然関係ないけど、バスの冷房が面白い感じ。

日本だと座席の上に冷気の放出口があって、直風があたるんだけどさ、オイラの乗ったバスは「窓枠」の下部分から冷気がでるのさ。下から窓に当たって吹き出す感じ。なのでバスは冷え冷えなんだけど、直風が当たらないから結構快適だった。

帰りのバスのなかー2

この時すでに、「また来たいよぉー」と思っていたらしい。

さよなら台湾である。



メンテがめんどくさいので極力ページ内リンクは張りません。

コンテンツは基本的に別窓で開くので、ブラウザー×ボタンで閉じればよい。